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岩本工業のよもやま話~安全を高める~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~安全を高める~

 

トンネル工事は、狭く長い地下空間の中で、大型重機、ダンプトラック、発破、コンクリート施工などを行う仕事です。

坑内では自然光が入らず、作業の進行とともに坑口から切羽までの距離が長くなります。

地山の崩落、重機との接触、火災、浸水、換気不良など、地上の工事とは異なる危険を管理しなければなりません⚠️

そのため、トンネル工事業では、作業員一人ひとりの注意だけに頼らず、設備、ルール、計測、通信などを組み合わせた安全管理が重要です。

近年では、三次元測量、重機の遠隔操作、AIによる地山評価、作業員位置管理など、デジタル技術の活用も進んでいます。

国土交通省は、山岳トンネルの発破作業について、切羽からの肌落ち災害や人手不足への対応として、自動化・遠隔化技術の開発と普及を進めています。

今回は、トンネル工事の安全性と生産性を高める、計測管理・DX・自動化の技術についてご紹介します。

切羽からの肌落ちを防ぐ

山岳トンネルでは、切羽や天井部分から岩や土砂が落下する「肌落ち」が大きな危険です。

切羽を目視し、亀裂、浮石、湧水などを確認します

危険な部分へ作業員が近づく前に、機械によって浮石を除去し、吹付けコンクリートなどで表面を保護します。

切羽へ近づく必要がある作業では、作業時間を短くし、監視する人を配置します。

照明が不足していれば、亀裂や浮石を見落とす可能性があります。

切羽全体を均一に照らし、影の中に危険箇所が隠れないようにします

危険を感じた場合には、工程を止めて支保や補助工法を見直します。

坑内車両との接触を防ぐ

トンネル内では、ダンプトラック、ホイールローダー、高所作業車など、多くの車両が動きます

道路幅が限られ、暗く、騒音も大きいため、運転者が作業員へ気づきにくい場合があります。

歩行者通路と車両通路を区分し、作業場所にはカラーコーン、回転灯、表示などを設けます。

必要に応じて監視員を配置します。

厚生労働省の災害事例でも、坑内の車両通行区域と作業場所を明確に区別し、照明や連絡を確保することが再発防止策として挙げられています。

車両にはバックモニターや警報装置を設置し、死角を減らします。

作業員のヘルメットや服へ反射材・ライトを付け、暗い坑内でも存在を確認しやすくする工夫も有効です

入坑者の位置を管理する

長いトンネルでは、誰がどこで作業しているかを把握することが重要です。

坑口で入退坑を記録し、坑内にいる人数を管理します

ICタグや無線設備を使い、作業員の位置を確認できるシステムもあります。

火災や浸水などが発生した場合、逃げ遅れた人がいないか、どの区間にいる可能性があるかを判断できます。

ただし、機器だけに頼るのではなく、作業班ごとの点呼や連絡も続けます。

バッテリー切れや通信障害が発生した場合でも、安全を確認できる仕組みが必要です。

換気状態を監視する

発破、重機、車両、吹付けコンクリートなどによって、坑内にはガスや粉じんが発生します。

換気設備で新鮮な空気を送り、汚れた空気を排出します️

酸素濃度や有害ガス、粉じんなどを測定し、作業可能な環境かを確認します。

換気管が破れていたり、先端が切羽から遠すぎたりすると、必要な風量を確保できない場合があります。

掘削の進行に合わせ、換気管を延長します。

換気設備が停止した場合は、原因が分からないまま作業を続けず、必要に応じて退避します。

目に見えない空気の状態を数値で確認することが重要です。

地山と支保工の変形を計測する

トンネル周囲の地山は、掘削後に少しずつ変形します。

壁面間の距離、天井部の沈下、支保工の荷重、地表面変位などを測定します

測定値は、単に記録するだけでは意味がありません。

時間とともに変形が落ち着いているのか、増加し続けているのかを確認します。

変形速度が速くなった場合は、地質が変化した、支保が不足している、切羽が近づいた影響などを考えます。

警戒値を設定し、超える前に関係者へ通知する仕組みをつくります。

計測結果を施工へ反映することが、事故と大規模な手戻りを防ぎます。

三次元測量で掘削形状を確認する

レーザースキャナーなどを使えば、掘削後のトンネル形状を三次元データとして取得できます

設計断面より掘りすぎている場所や、必要な空間が不足している場所を確認できます。

掘りすぎが多いと、吹付けコンクリートや覆工コンクリートの使用量が増えます。

不足している部分があれば、後から追加で掘削しなければなりません。

従来の測点だけでは見つけにくかった凹凸も、面的に確認できます。

データを施工機械や出来形管理へ活用することで、品質と材料使用量の改善につながります。

ドリルジャンボの自動化

発破掘削では、多数の装薬孔を設計された位置へ開けます。

削孔位置や角度の精度が悪いと、掘削形状が乱れたり、余分な岩盤を傷めたりします。

機械へ発破パターンのデータを入力し、削孔位置をガイドまたは自動制御する技術があります

削孔の深さや時間を記録すれば、岩盤の硬さの変化を推定する情報にもなります。

自動化によって作業精度を安定させ、作業員が切羽近くにいる時間を減らせる可能性があります。

ただし、機械の設定や現在位置が間違っていれば、正しい穴は開きません。

自動制御を使用する場合も、基準点や削孔結果を確認する技術者が必要です。

吹付けコンクリートの遠隔操作

吹付けコンクリート作業では、作業員が切羽や壁面へ近づく必要があり、粉じんや肌落ちの危険があります。

ノズルを機械アームで操作し、離れた場所から吹き付けることで、作業員を危険箇所から遠ざけられます

吹付け距離や角度を一定に保ちやすくなり、施工品質の安定にもつながります。

吐出量、急結剤量、施工厚さなどを記録し、品質管理へ活用する方法もあります。

しかし、複雑な凹凸や支保工裏側は、カメラ映像だけでは確認しにくい場合があります。

施工後の目視や厚さ確認と組み合わせることが重要です。

発破作業の遠隔化

装薬、結線、発破前確認などは、切羽近くで行われる作業です。

切羽から作業員を離し、安全性を高めるため、自動化・遠隔化技術の開発が進められています。

国土交通省は、山岳トンネルの発破作業について、作業人員の省力化、切羽からの離隔距離、作業時間などの観点から技術を整理しています。

遠隔化によって、人が危険な場所へ入る時間を減らせることは大きなメリットです。

一方で、切羽状態の判断、火薬の管理、通信異常時の対応など、新しい安全管理も必要になります。

機械化すれば危険が完全になくなるのではなく、危険の種類が変わることを理解しなければなりません。

AIによる地質評価

切羽の写真や削孔データ、振動、機械負荷などを蓄積し、地質状態の判断を支援する技術があります

熟練技術者が経験から見つけていた特徴を、データとして共有しやすくなります。

切羽画像から亀裂や岩種を分類し、過去の施工事例と比較することで、支保工選定の参考にできます。

ただし、AIの判定は、入力された画像やデータの品質に左右されます。

泥や吹付け材で切羽が見えにくい場合や、過去にない地質では、正しい判断が難しい可能性があります。

AIは技術者の代わりではなく、見落としを減らし、判断材料を増やす支援技術として活用することが大切です。

デジタルデータを全員で共有する

地質、計測、出来形、重機位置、作業進捗などの情報を一つのシステムで共有すれば、現場の変化を把握しやすくなります

事務所だけでなく、切羽近くの担当者も最新の図面や指示を確認できます。

夜勤から昼勤へ交代する際も、前の班で起きた異常や地質変化を正確に伝えられます。

トンネル工事は複数の作業班が交代しながら進むため、情報の引継ぎが重要です。

ただし、データ入力に時間がかかりすぎたり、複数のシステムへ同じ内容を入力したりすると、現場の負担になります。

本当に必要な情報を選び、誰でも利用できる仕組みにすることが大切です。

非常時の通信と避難

坑内で火災、浸水、崩落などが発生した場合、作業員へすぐに知らせなければなりません

無線、電話、警報設備、表示灯などを設け、坑内のどこでも連絡できる状態をつくります。

停電時にも使用できる非常電源を用意します。

避難通路、退避場所、消火器、救護用品などを配置し、定期的に訓練します。

完成後のトンネルではなく、工事途中のトンネルは、設備や通路の状態が日々変化します。

掘削の進行に合わせて、避難設備や案内を更新する必要があります。

熟練技術を次世代へ伝える

トンネル工事には、切羽の音、岩の割れ方、湧水の変化、重機の負荷などから異常を感じ取る熟練者がいます

こうした感覚を個人だけの経験にしていると、退職や異動によって失われてしまいます。

切羽写真、計測結果、施工判断を関連づけて記録し、「なぜ支保を変更したのか」を残します。

若手には手順だけでなく、判断の理由を説明します。

デジタル技術によって経験を記録しやすくなりましたが、現場で実物を見て学ぶことも欠かせません。

ベテランの経験と新しい技術を組み合わせることが、これからのトンネル工事を支えます。

まとめ

トンネル工事では、地山の崩落、坑内車両、換気、浸水など、地下空間特有の危険を管理する必要があります。

切羽観察、変形計測、ガス測定、入坑管理などを徹底し、小さな異常を早期に発見することが重要です。

三次元測量、自動削孔、遠隔吹付け、AI地質評価などの技術は、作業員を危険箇所から遠ざけ、品質と生産性を高める可能性を持っています。

しかし、システムの表示だけで安全を判断することはできません。

現場を観察する人、数値を分析する人、危険を感じたら作業を止める人が必要です。

地中の状態をデータで見える化し、機械と人の力を組み合わせること。それが、これからのトンネル工事業に求められる技術なのです⛰️✨

岩本工業のよもやま話~シールドトンネル工事~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~シールドトンネル工事~

 

都市部の地下には、鉄道、地下道路、下水道、共同溝、電力・通信設備など、さまざまなトンネルがつくられています。

しかし、地上には住宅、ビル、道路、鉄道、河川などがあり、大きく掘り開くことが難しい場所も少なくありません。

そこで活躍するのが、筒状の大型掘削機で地盤を支えながら進むシールド工法です🚇

シールドマシンは、前方の地盤を掘削しながら、機体後方でセグメントと呼ばれる部材を組み立て、トンネルの壁をつくります。

地中を安全に掘り進められる機械化された工法ですが、機械を前進させれば自動的に完成するわけではありません。

切羽圧力、排土量、掘進方向、セグメント、裏込め注入、地表面沈下など、多くの項目を細かく管理する必要があります。

今回は、都市の地下を安全に掘るシールドトンネル工事の技術についてご紹介します。

シールドマシンの役割

シールドマシンの前面には、地盤を削るカッターヘッドがあります。

カッターヘッドを回転させながら、油圧ジャッキで機体を前方へ押し進めます⚙️

機械の外殻が掘削直後の地盤を支えるため、地山が崩れる危険を抑えながら施工できます。

掘削した土は、機内へ取り込み、ベルトコンベヤーや配管などで坑外へ運びます。

地盤の種類や地下水条件によって、泥土圧式、泥水式などの方式が使い分けられます。

柔らかい地盤や地下水の多い場所では、切羽前方の土圧や水圧とバランスを取り、地盤を安定させることが重要です。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、シールド工法が駅間トンネルを中心に使われ、近年では地下駅などにも適用されていると紹介しています。

発進立坑から掘削を始める

シールドマシンは非常に大きいため、地上からそのまま横方向へ入れることはできません。

最初に発進立坑をつくり、その中でマシンを組み立てます🏗️

立坑の深さ、広さ、周辺地盤、地下水を確認し、安全に施工します。

大型部品をクレーンで吊り下ろし、狭い立坑内で接続していきます。

組立て後は、電気、油圧、排土、換気、資材搬送などの設備を接続し、試運転を行います。

発進時には、立坑の壁を通過するため、地下水や土砂が流れ込まないように止水や地盤改良を行う場合があります。

シールド工事は、マシンが動き始める前から高度な施工管理が必要です。

切羽圧力を管理する

シールドマシンの前面では、地盤や地下水から圧力を受けます。

機内側の圧力が低すぎると、地盤を過剰に取り込み、地表面沈下や空洞の原因になる可能性があります⚠️

反対に、圧力が高すぎると、地盤を押し上げたり、地上へ泥や空気が漏れたりする場合があります。

土質、地下水位、マシンの深さなどから適切な圧力を設定します。

掘進中は、圧力計の数値だけでなく、掘削土の状態、ジャッキの力、地表面の計測結果などを確認します。

地層が変化すれば、同じ設定では安定しないことがあります。

数値の変化を早く読み取り、掘進速度や圧力を調整することが重要です。

排土量を管理する

マシンが掘削した体積と、坑外へ出てくる土砂の量は、おおむね対応していなければなりません。

想定より多くの土を取り込んでいる場合、切羽前方やマシン周囲で地盤が緩んでいる可能性があります。

少なすぎる場合は、機内や配管へ土砂が残っている、十分に掘削できていないなどの可能性があります📊

ベルトスケール、流量計、密度計などを使い、排土重量や体積を管理します。

国土交通省のシールド施工に関する資料でも、ベルトスケールやレーザースキャナー、流量計などによる排土量管理が紹介されています。

機械が正常に進んでいるように見えても、土量の収支に異常があれば、掘進を止めて原因を確認します。

マシンの方向を制御する

シールドマシンは、直線だけでなく、曲線や勾配を持つトンネルも掘ります。

複数の油圧ジャッキの押す力を調整し、少しずつ方向を変えます🎯

マシンは非常に大きく、一度大きくずれると急には戻せません。

現在位置、向き、設計線との差を測量し、小さな修正を積み重ねます。

急な方向修正を行うと、後方のセグメントへ大きな力がかかったり、トンネル内面に段差が生じたりする可能性があります。

地盤の硬さが左右で異なる場合も、マシンが一方へ向きやすくなります。

オペレーターは、測量値と機械の反応を見ながら、先を予測して操作します。

セグメントでトンネルを組み立てる

シールドマシンの後方では、分割された円弧状のセグメントを組み立て、リング状のトンネル壁をつくります🧩

専用の装置でセグメントを持ち上げ、決められた順番で配置します。

接合面へ土砂や異物が付着していると、正しく納まらず、隙間や段差が生じる可能性があります。

シール材を傷つけると、漏水の原因になります。

ボルトや継手を正しく接続し、リング全体を安定させます。

一つのリングにずれがあると、その後のリングにも影響するため、毎回の精度管理が重要です。

セグメントは完成後のトンネル構造そのものになるため、運搬時のひび割れや欠けにも注意します。

裏込め注入で隙間を埋める

シールドマシンが通過すると、掘削した地盤とセグメント外面の間に隙間が生じます。

この隙間へ裏込め材を注入し、地盤の緩みや沈下を防ぎます💉

裏込め注入が不足すると、地盤が隙間へ動き、地表面沈下やセグメントの不安定化につながる可能性があります。

多すぎる圧力で注入すると、周囲の地盤へ影響する場合があります。

国土交通省のガイドラインでは、裏込め注入は地山の緩みと沈下防止、漏水防止、セグメントリングの早期安定などのために行い、注入圧と注入量の両方で管理することが重要とされています。

予定量を大幅に超えた場合は、空洞や地盤の崩れがないかを確認します。

見えない隙間へ確実に材料を入れるため、圧力、量、材料の性状を総合的に管理します。

地表面と周辺構造物を計測する

都市部のシールド工事では、トンネルの真上や近くに住宅、道路、鉄道、地下管路などがあります🏙️

わずかな地盤変位でも、周辺構造物へ影響する可能性があります。

工事前から地表面や建物の高さを測定し、掘進中の変化を確認します。

重要な構造物の近くでは、自動計測機器を設置し、常時監視することもあります。

計測値が注意基準へ近づいた場合は、掘進速度、切羽圧力、排土量、裏込め注入などを見直します。

計測は施工後の結果確認だけではありません。

現在の掘進管理が適切かを判断し、次の操作へ反映するための情報です。

地中障害物への対応

都市の地下には、古い杭、基礎、地下管、過去の構造物などが残っている場合があります。

事前調査で位置を確認しますが、図面に記録されていない障害物が現れることもあります🔍

シールドマシンが硬い障害物へ当たると、カッターが損傷したり、掘進方向が変化したりする可能性があります。

障害物を事前に撤去する、地上や立坑から切断する、対応可能なカッターを装備するなどの方法を検討します。

掘進中にトルクや推力が急変した場合は、地盤変化だけでなく、障害物の可能性も考えます。

長距離施工を支える設備

トンネルが長くなるほど、セグメント、裏込め材、部品などを切羽近くまで運ぶ距離が長くなります。

掘削土を坑外へ出す設備、作業員の移動、換気、排水、電力、通信も延長しなければなりません🚋

資材運搬が遅れると、シールドマシンを止めることになります。

坑内の狭い空間で、往路と復路をどのように分けるか、緊急時に避難できるかを計画します。

マシン本体の技術だけでなく、後方設備全体を安定して運用する力が、掘進速度と安全を支えます。

到達とマシンの回収

トンネルの終点には到達立坑を設け、シールドマシンを到達させます。

発進時と同様に、壁を通過する際の地下水や土砂の流入を防ぐ必要があります💧

設計位置へ正確に到達させ、マシンを分解して地上へ搬出します。

大型部品を狭い立坑からクレーンで吊り出すため、分解順序や吊り位置を計画します。

現場条件によっては、マシンの一部を地中へ残す場合もあります。

到達まで無事に掘り進めるだけでなく、設備撤去やトンネル内部の仕上げまで考えた計画が必要です。

まとめ

シールド工法は、大型の掘削機で地盤を支えながら進み、後方でセグメントを組み立てる高度に機械化されたトンネル工法です。

しかし、安全な施工には、切羽圧力、排土量、掘進方向、セグメント、裏込め注入、地表面変位などの細かな管理が欠かせません。

都市の地下には、多くの建物や既設設備があります。

地上への影響を最小限に抑えながら、見えない地中を正確に進むには、機械、測量、地質、計測を組み合わせる必要があります。

巨大なマシンの力と、数値の小さな変化を読む技術。その両方によって、都市の地下空間は安全につくられているのです🚇⚙️✨

岩本工業のよもやま話~安全に掘り進めるNATM~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~安全に掘り進めるNATM~

 

山岳部に道路や鉄道を通すためには、山の内部を掘り進める必要があります。

山は外から見ると大きく安定しているように見えますが、内部の岩盤には亀裂、断層、地下水、風化部分などが存在します。

掘削によって地山の一部を取り除くと、それまで保たれていた力のバランスが変化します。適切な支えを設けなければ、岩塊の落下や地山の崩壊につながる可能性があります⚠️

山岳トンネルで広く使われている方法の一つがNATMです。

NATMでは、地山が本来持つ支える力を生かしながら、吹付けコンクリート、ロックボルト、鋼製支保工などを組み合わせて、掘削した空間を安定させます。

今回は、山岳トンネルを少しずつ安全に掘り進めるNATMの技術についてご紹介します。

切羽を観察する

トンネル掘削の最前面を「切羽」と呼びます。

切羽は、これから掘り進める地山の状態を直接確認できる重要な場所です🔍

岩の種類、硬さ、亀裂の向き、湧水、岩塊の緩みなどを観察します。

事前調査では硬い岩盤と予測されていても、実際には細かな亀裂が多く、崩れやすいことがあります。

切羽の一部だけ色や湿り方が違う場合、前方に別の地層や地下水が存在する可能性があります。

観察結果を記録し、設計時に想定した支保パターンが適切かを判断します。

切羽は工事の進行によって次々と変わるため、毎回の観察を積み重ねることが重要です。

発破掘削と機械掘削を使い分ける

硬い岩盤では、ドリルジャンボなどで複数の穴を開け、火薬を装填して発破する方法があります💥

穴の位置、深さ、間隔、火薬量、起爆順序によって、岩盤の割れ方が変わります。

火薬量が多すぎると、必要以上に岩盤を傷め、掘削面の外側まで亀裂を広げる可能性があります。

少なすぎると十分に掘削できず、大きな岩塊が残ります。

トンネルの形に沿って効率よく岩盤を破砕する発破設計が必要です。

比較的軟らかい地盤では、自由断面掘削機や大型のブレーカーなどによる機械掘削が使われます⚙️

機械掘削は、岩盤の状態を見ながら少しずつ削れることが特徴です。

ただし、硬すぎる岩盤では刃の摩耗が大きくなり、作業効率が低下します。

地質や周辺への振動の影響を考え、適切な方法を選びます。

発破後の安全確認

発破後は、すぐに切羽へ近づくことはできません。

発破によって発生したガスや粉じんを換気し、不発火薬がないか、岩盤が不安定になっていないかを確認します🌬️

切羽や天井部分には、落下しやすい岩が残ることがあります。

目視や専用の機械を使い、浮石を取り除く「こそく」を行います。

この確認を省略して次の作業へ進むと、作業員が切羽近くにいる状態で岩塊が落下する危険があります。

厚生労働省が公開している災害事例でも、浮石除去を行わないまま装薬作業へ移行し、切羽から岩塊が崩落した事故が紹介されています。

作業時間を短縮するために、安全確認を省略することはできません。

ずりを搬出する

発破や機械掘削によって発生した岩石は、積込み機械やホイールローダーで集め、ダンプトラックなどで坑外へ運びます🚚

切羽周辺へずりが残っていると、次の支保作業ができません。

大きすぎる岩塊は、運搬できる大きさへ小割りします。

積込み中は、大型車両や重機が狭い坑内で動きます。

作業員が重機の死角へ入らないよう、進入禁止範囲や合図を決めます。

粉じんが多い場合は、散水や集じん設備を使用します。

ずり出しは、掘削と支保の間をつなぐ重要な工程です。搬出が遅れれば、その後の作業も止まってしまいます。

吹付けコンクリートで地山を覆う

掘削した直後の地山表面へコンクリートを吹き付け、細かな岩の落下や地山の緩みを抑えます。

吹付けコンクリートは、凹凸のある掘削面へ密着し、地山と一体となってトンネルを支えます🧱

NATMでは、掘削、ずり出し、鋼製支保工、吹付けコンクリート、ロックボルトなどの工程を繰り返しながら進みます。

吹付け時には、ノズルと壁面の距離や角度を調整します。

斜めから吹き付けると、材料がはね返りやすくなり、凹部へ十分に入らない場合があります。

一度に厚く付けすぎると、材料が落下する可能性があります。

必要な厚さを均一に確保し、特に天井や支保工の裏側へ隙間なく施工する技術が必要です。

鋼製支保工を建て込む

地山が弱い場所では、アーチ状の鋼製支保工を設置します。

支保工は、吹付けコンクリートやロックボルトと協力して、掘削した空間を支えます🏗️

重量のある鋼材を切羽近くで組み立てるため、専用のエレクターなどを使用します。

左右の脚部位置、アーチの高さ、間隔を確認し、設計された位置へ建て込みます。

支保工が傾いていると、次の支保工との間隔がずれ、覆工コンクリートの厚さにも影響します。

地山との間に大きな隙間がある場合は、吹付けコンクリートなどで確実に充填します。

金属の枠を置くだけではなく、周囲の地山と一体化させることが重要です。

ロックボルトで地山を一体化する

ロックボルトは、トンネル周囲の岩盤へ放射状に打ち込む長い棒状の部材です🔩

表面付近の緩みやすい岩盤を、奥の安定した地山へ固定する役割があります。

削孔位置、角度、長さを確認し、設計どおりに施工します。

穴の内部へ定着材を充填し、ロックボルトを固定します。

穴の中に水や粉じんが残っていると、十分に定着しない可能性があります。

地山の状態によっては、通常より長いボルトを使ったり、本数を増やしたりします。

ロックボルトは完成後に見えにくくなりますが、地山の力を活用するNATMにとって重要な部材です。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構も、NATMを、吹付けコンクリート、鋼製支保工、ロックボルトによって地山を支える工法として紹介しています。

一度に掘る長さを調整する

地山が安定している場所では、一定の長さをまとめて掘れる場合があります。

一方、軟らかく崩れやすい地山では、一度に長く掘ると、支保工を設置するまでの無支保時間が長くなります。

そのため、一回当たりの掘削長を短くし、掘削後すぐに支える方法を取ります📏

掘削速度だけを高めても、崩落や手戻りが発生すれば、結果的に工期は長くなります。

地山の状態に合った掘削長と作業サイクルを選ぶことが重要です。

補助工法で弱い地山を支える

切羽前方の地山が弱い場合は、掘削前に補助工法を行います。

トンネル外周に沿って鋼管を打ち込み、屋根のような支えをつくる方法があります。

地盤へ注入材を入れ、土や岩を固めることもあります💉

切羽からボルトや鋼管を前方へ施工し、掘削時の崩壊を防ぐ方法もあります。

補助工法は工期や費用を必要としますが、地山が崩れてから復旧するより、安全で確実です。

地質調査、切羽観察、計測結果をもとに、必要な範囲へ適切に施工します。

トンネルの変形を計測する

NATMでは、掘削したトンネルがどの程度変形しているかを測定します📊

壁面同士の距離、天井部の沈下、地表面の変化などを定期的に確認します。

掘削直後に大きく動き、その後落ち着く場合もあれば、時間が経っても変形が続く場合もあります。

計測値が予測を超えて増加している場合は、支保工の強化、掘削長の短縮、仮インバートの設置などを検討します。

見た目に変化がなくても、数ミリ単位で動いている可能性があります。

測定結果をグラフ化し、変化の速さまで確認することが大切です。

防水と覆工コンクリート

初期支保によってトンネルの変形が落ち着いた後、防水シートや排水材を施工し、内側へ覆工コンクリートを打設します。

覆工コンクリートは、トンネル内面を整え、長期的な耐久性や機能を確保します🧱

防水シートへ穴が開いていると、完成後に漏水が発生する可能性があります。

鉄筋や固定金具、作業足場などで傷つけないように施工します。

型枠を設置し、コンクリートを左右均等に打ち込みます。

片側だけ先に高く入れると、型枠へ偏った圧力がかかります。

打設後には、温度や湿度に注意して養生し、必要な強度を確保します。

貫通時の測量精度

トンネルを両側から掘り進める場合、最後に中心位置が正確に合わなければなりません🎯

地上の基準点から坑内へ測量基準を移し、掘削方向と高さを管理します。

長いトンネルでは、わずかな角度の誤差が、先へ進むほど大きな位置ずれになります。

定期的に測量し、方向を修正します。

温度、機械の据付、視界なども測量へ影響するため、精密な管理が必要です。

貫通は工事の大きな節目ですが、その瞬間を支えているのは、日々の地道な測定です。

まとめ

山岳トンネルのNATMでは、切羽を観察し、掘削、ずり出し、吹付けコンクリート、鋼製支保工、ロックボルトを繰り返しながら進みます。

地山が弱い場合は、掘削長を短くし、補助工法や支保工を強化します。

重要なのは、最初の設計をそのまま守ることだけではありません。

実際に現れた地質や計測結果を読み取り、最適な方法へ調整することです。

山の力を理解し、必要な部分だけを適切に支えながら、少しずつ安全な空間をつくること。それが、山岳トンネル工事におけるNATMの技術なのです⛏️🏔️✨

岩本工業のよもやま話~地質調査と施工計画~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~地質調査と施工計画~

 

道路や鉄道、水路、地下通路などを山や地中へ通すトンネル工事は、私たちの暮らしや産業を支える重要な土木工事です。山に囲まれた地域の移動時間を短縮したり、都市部の限られた土地を有効に活用したり、雨水や河川水を安全に流したりするために、トンネルはさまざまな場所で活躍しています🚇

しかし、トンネル工事は、完成した構造物の形だけを設計すれば進められるものではありません。

地中は、工事を始める前にすべてを見ることができない空間です。硬い岩盤が続いていると思って掘り進めた先に、急に軟らかい地層が現れることもあります。大量の地下水が湧き出したり、断層や亀裂の多い地山に遭遇したりする可能性もあります。

そのため、トンネル工事業では、掘削を始める前の地質調査と施工計画が非常に重要です🔍

今回は、安全で高品質なトンネルをつくるために欠かせない、調査・計画の技術についてご紹介します。

トンネルの目的と条件を整理する

トンネルには、道路トンネル、鉄道トンネル、共同溝、上下水道、導水路など、さまざまな用途があります。

道路トンネルでは、自動車が安全に走行できる幅や高さに加え、照明、換気、非常設備、排水設備などが必要です🚗

鉄道トンネルでは、車両の大きさ、走行速度、軌道、電気設備、保守作業の空間などを考えます。水路トンネルでは、流れる水の量や圧力、内面の耐久性などが重要です。

同じ場所へつくるトンネルでも、用途によって断面形状、勾配、仕上げ、必要設備が異なります。

工事業者は、完成後の使われ方を理解し、施工中だけでなく、維持管理まで考えた計画を立てます。

地形と地質を調べる

トンネル工事の計画では、地表の地形や周辺環境を確認します。

山の傾斜、谷、河川、住宅、道路、鉄道、送電線などを調べ、坑口をどこへ設けるかを検討します🗺️

坑口は、トンネルへの入口であると同時に、掘削した土や岩を運び出し、機械や資材を搬入する場所です。十分な作業スペースを確保できるか、大型車両が進入できるか、周辺住民へ大きな影響を与えないかを確認します。

地質調査では、地表の観察、ボーリング調査、物理探査などを組み合わせ、地下の状態を推定します。

採取した試料から、岩や土の種類、硬さ、亀裂、水分などを調べます。調査結果は、掘削方法や支保工の種類を決める重要な情報になります。

ただし、限られた地点の調査だけで、長いトンネル全体の地質を完全に把握することは困難です。

事前調査は地中の状態を予測するためのものですが、施工中の観察や計測によって、常に情報を更新する必要があります。

地下水の状態を確認する

トンネルを掘ると、岩盤の亀裂や砂質地盤から地下水が流れ込むことがあります💧

少量の湧水であれば排水設備で対応できる場合がありますが、大量の水が急に流入すると、切羽の崩壊や作業場所の浸水につながる可能性があります。

また、トンネル工事によって地下水の流れが変わると、周辺の井戸、湧水、河川、植物などへ影響する場合があります。

そのため、施工前に地下水位や湧水の状況を調査します。

必要に応じて、地盤へ薬液やセメント系材料を注入して水の流れを抑えたり、先に水を抜いたりする方法を検討します。

掘削中も水量や濁りの変化を確認します。湧水量が急に増えた場合は、前方に水を多く含む地層が存在する可能性があります。

水は目に見えてから対応するのではなく、地質と計測結果から先を予測することが重要です。

掘削工法を選ぶ

トンネル工事には、地山を少しずつ掘りながら支えるNATM、専用の大型掿削機を使うシールド工法、地表から掘り下げる開削工法などがあります。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、開削工法が地下駅などの大規模構造物に用いられ、シールド工法が駅間トンネルなどに利用されること、都市部では山岳トンネルの技術を応用した都市NATMも活用されていると説明しています。

山岳部の硬い地盤だから必ずNATM、都市部だから必ずシールドというように、単純に決まるわけではありません。

地盤の種類、トンネルの長さや断面、地下水、周辺建物、工期、費用などを総合的に検討します。

一つの長いトンネルで、複数の工法を使い分けることもあります。

工法選定は、掘れるかどうかだけでなく、安全性、環境への影響、施工後の耐久性まで考えた判断です。

坑口周辺の安定性を確認する

山岳トンネルでは、坑口付近の施工が難しい場合があります。

山の深い部分は周囲の地山に支えられていますが、坑口は地表に近く、風化した岩や土砂が多いことがあります⛰️

斜面が不安定であれば、掘削前にのり面を補強したり、落石防護設備を設置したりします。

トンネルの上部へ鋼管を打ち込み、屋根のように地盤を支える補助工法が使われることもあります。

地質がもろい場所では、先に地山を補強し、短い距離ずつ慎重に掘り進めます。実際のNATM現場でも、鋼管や注入材を使って地山を固め、崩壊を防ぐ補助工法が採用されています。

入口だから簡単なのではなく、地表や天候の影響を受けやすい坑口だからこそ、丁寧な計画が必要です。

掘削した土や岩の搬出を計画する

トンネルを掘ると、大量の土砂や岩石が発生します。これらは「ずり」と呼ばれ、坑外へ運び出さなければなりません🚚

トンネルが長くなるほど、切羽から坑口までの運搬距離も長くなります。

ダンプトラックやベルトコンベヤーなどを使い、掘削の進行を止めない搬出方法を考えます。

坑内では道幅が限られているため、掘削機械、資材運搬車、作業員の通行が重なると危険です。

車両の進行方向、待避場所、速度、信号などを決めます。

坑外では、ずりをどこへ運ぶのか、再利用できるのか、周辺道路へ泥や粉じんを広げないかを確認します。

掘る技術だけでなく、掘った物を安全に外へ出す仕組みも、トンネル工事の生産性を左右します。

換気・照明・排水を計画する

トンネルの奥では、自然の光や風を期待できません。

掘削機械や車両から発生する排気、発破後のガス、コンクリート吹付けによる粉じんなどを外へ出すため、換気設備を設けます🌬️

送風管を切羽近くまで延ばし、新鮮な空気を供給します。

照明設備も重要です。切羽の岩盤状態、重機の動き、足元の障害物を確認できる明るさを確保します💡

さらに、湧水や工事用水を坑外へ排出するポンプ、配管、排水溝などを設置します。

掘削が進むたびに、換気管、電気、給排水設備を延長しなければなりません。

これらの仮設備が遅れると、掘削作業も進められなくなります。

周辺への影響を予測する

トンネル工事では、地表の建物、道路、河川、農地などへの影響も確認します🏠

掘削によって地盤がわずかに動き、地表面が沈下する可能性があります。発破を使用する場合は、振動や騒音への配慮が必要です。

工事前に周辺建物の状態を調査し、ひび割れや傾きなどを記録することがあります。

施工中は地表面、建物、地下水位などを計測し、想定を超える変化がないかを監視します。

工事車両の通行時間や経路も、地域生活へ影響します。

学校や住宅の近くでは、通勤・通学時間を避けたり、道路清掃や騒音対策を行ったりします。

トンネルは地下につくられますが、工事は地上の地域社会と無関係ではありません。

リスクを想定した施工計画をつくる

事前調査で判明した地質や地下水の情報をもとに、危険が発生した場合の対応を決めます📋

岩盤が想定より弱かった場合に支保工をどのように変更するのか、大量の湧水が出た場合にどこへ排水するのか、機械が故障した場合にどう搬出するのかを検討します。

作業員の避難経路、非常連絡、消火設備、救護用品なども準備します。

長いトンネルでは、坑口まで戻るのに時間がかかります。

火災、停電、浸水などが発生した場合でも、作業員が安全に避難できるように計画します。

「何も起きないこと」を前提とするのではなく、「起きたときに被害を広げないこと」を考えるのが安全な施工計画です。

施工中の情報で計画を修正する

トンネル工事では、最初につくった計画を最後まで変えずに進めることが正しいとは限りません。

実際に掘った地山の状態、変形量、湧水、機械の負荷などを確認し、必要に応じて支保工や掘削方法を変更します🔄

硬い岩盤から急に軟らかい地盤へ変われば、一度に掘る長さを短くし、支保工を強化する場合があります。

切羽前方の状態を調べるため、先進ボーリングや探査を行うこともあります。

現場で得られた情報を設計者、施工管理者、作業員で共有し、早めに判断することが重要です。

まとめ

トンネル工事の安全と品質は、掘削機械の能力だけで決まるものではありません。

地形、地質、地下水、周辺環境を調査し、工法、支保、搬出、換気、排水、安全設備などを総合的に計画する必要があります。

地中の状態を完全に見ることができないからこそ、事前調査と施工中の観察・計測を組み合わせることが重要です。

計画と異なる地質が現れた場合には、無理に作業を続けず、工法や支保を見直します。

見えない地中を読み、安全に掘り進める道筋をつくること。それが、トンネル工事業における調査・施工計画の技術なのです⛰️📐✨

岩本工業のよもやま話~広がるニーズ🌍🚇🏗️~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~広がるニーズ🌍🚇🏗️~

 

トンネル工事業は、今後も社会から必要とされ続ける将来性の高い分野です🏗️
その理由は、交通インフラ、物流、防災、都市開発、地域活性化、老朽化対策など、さまざまな社会課題に深く関わっているからです。トンネルは一度つくると長期間にわたり使われる重要なインフラであり、人々の生活や経済活動を支える大きな役割を持っています。

これからのトンネル工事業において、特に大きなニーズとなるのが防災です🚨
日本は山が多く、地震や大雨、土砂災害などのリスクもあります。山間部の道路が崩れたり、迂回路が少なかったりすると、地域が孤立してしまう可能性があります。安全なトンネルや代替ルートが整備されていることで、災害時の避難や物資輸送、救急搬送がしやすくなります。

防災道路としてのトンネルは、地域の命を守る役割を持ちます🚑
普段は通勤や物流に使われる道路でも、災害時には救急車、消防車、支援物資の輸送車両が通る重要なルートになります。山道や崖沿いの道路は、大雨や落石で通行止めになることがありますが、トンネルによって安全なルートを確保できる場合があります。

また、トンネルは雪や悪天候への対策としても有効です❄️
山間部では、冬季に積雪や凍結、吹雪によって交通が不安定になることがあります。トンネル区間が整備されることで、危険な山越えや急カーブを避けられ、通行の安全性が高まります。地域住民にとって、安定して通れる道路は生活の安心につながります。

地域発展の面でも、トンネル工事業には大きなニーズがあります🏘️
トンネルによって移動時間が短縮されると、人の流れや物の流れが変わります。観光地へのアクセスが良くなったり、都市部への通勤圏が広がったり、農産物や工業製品の輸送がしやすくなったりします。交通インフラの改善は、地域経済の活性化にもつながります。

たとえば、山を越えるのに時間がかかっていた地域にトンネルができると、近隣都市との距離感が変わります🚗
買い物、通院、通学、観光、物流、企業活動など、さまざまな面で利便性が高まります。トンネルは、地形によって分断されていた地域をつなぎ、生活圏や経済圏を広げる力を持っています。

都市部では、地下空間の活用ニーズがさらに広がるでしょう🏙️
地上には建物や道路が密集しており、新しい交通網やインフラを整備する余地が限られています。そのため、地下道路、地下鉄、地下通路、共同溝、雨水貯留施設、地下物流施設など、地下空間を活用するニーズがあります。トンネル工事業は、都市の限られた土地を有効に使うための重要な技術です。

また、インフラ更新の時代において、トンネル工事業の役割はさらに大きくなります🔧
高度成長期以降に整備された道路や鉄道、トンネル、橋梁などのインフラは、年月とともに老朽化していきます。これらを安全に使い続けるには、点検、補修、補強、設備更新が必要です。新設だけでなく、既存トンネルの維持管理が大きな市場になっていきます。

トンネル内の照明、換気、防災設備、排水設備、舗装、覆工コンクリートなどは、定期的に見直す必要があります💡
古い設備を更新することで、安全性や省エネ性を高めることができます。特に照明のLED化や監視設備の高度化、防災設備の更新などは、利用者の安全と維持管理コストの改善につながります。

環境配慮へのニーズも高まっています🌿
トンネル工事では、掘削土の処理、地下水への影響、騒音・振動、周辺自然環境への配慮が重要になります。これからの工事では、単に早くつくるだけではなく、地域環境と共存しながら施工する姿勢が求められます。工事計画の段階から、自然や住民生活への影響を最小限に抑えることが大切です。

トンネル工事業には、人手不足への対応という課題もあります👷‍♂️
土木建設業界全体で担い手不足が課題となる中、トンネル工事のような専門性の高い分野では、技術者や技能者の育成が重要です。掘削、測量、施工管理、安全管理、機械操作、補修技術など、幅広い知識と経験が必要です。

そのため、若手人材の育成や技術継承へのニーズが高まっています💪
トンネル工事は一朝一夕で覚えられる仕事ではありません。地盤を読む力、現場の変化に気づく力、安全を最優先に判断する力が必要です。経験豊富な技術者から若い世代へ知識を引き継ぐことは、今後のインフラ整備にとって非常に重要です。

一方で、ICTや機械化の活用も進んでいくでしょう📱
自動測量、3Dモデル、施工管理システム、遠隔監視、重機の自動化、センサーによる地盤計測など、トンネル工事の効率化と安全性向上につながる技術があります。これらを活用することで、人手不足への対応や品質向上が期待できます。

ただし、トンネル工事は自然や地盤を相手にする仕事です。
どれだけ技術が進んでも、現場での判断力や経験は欠かせません。デジタル技術と人の技術を組み合わせることで、より安全で効率的な施工が可能になります。これからのトンネル工事業には、昔ながらの土木技術と最新技術の両方が求められます✨

トンネル工事業は、社会から見えにくい部分で大きな責任を担っています。
完成すれば多くの人が当たり前のように通りますが、そこに至るまでには、調査、設計、掘削、支保、防水、覆工、設備、舗装、安全管理など、多くの工程があります。その一つひとつが、安心して通れるトンネルをつくるために必要です。

これからも、トンネル工事業へのニーズは続いていきます🚇
防災道路、地域交通、都市地下インフラ、老朽化対策、物流効率化、観光アクセス、地下空間活用など、トンネルが必要とされる場面は多くあります。社会が安全で便利に動き続けるためには、トンネル工事業の技術が欠かせません。

トンネル工事業は、地域をつなぎ、暮らしを守り、未来のインフラをつくる仕事です🌍✨
山を貫き、地下を進み、人や物の流れを支える。防災、地域発展、インフラ更新という大きな社会ニーズの中で、トンネル工事業の価値は今後さらに高まっていくでしょう😊🏗️🚇

岩本工業のよもやま話~安全な通行を支える~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~安全な通行を支える~

 

トンネル工事業のニーズは、新しいトンネルをつくることだけではありません。
すでに使われているトンネルを安全に維持し、長く使えるように点検・補修・改修することも非常に重要です🔧
道路トンネル、鉄道トンネル、水路トンネル、地下道、共同溝など、社会には多くのトンネルがあります。これらは日々、人や車、列車、ライフラインを支えるインフラとして利用されています。

トンネルは完成したら終わりではありません。
長年使う中で、コンクリートのひび割れ、漏水、覆工の劣化、照明設備の故障、排水不良、舗装の傷み、換気設備の老朽化、防災設備の更新など、さまざまな維持管理が必要になります。トンネルは多くの人が利用するため、安全性の確保が何より重要です🚗

トンネル補修・維持管理の大きなニーズは、事故や通行止めを未然に防ぐことです⚠️
トンネル内でコンクリート片が落下したり、漏水によって路面が滑りやすくなったり、照明が暗くなったりすると、利用者の安全に関わります。小さな異常を早めに発見し、適切に補修することで、大きな事故や長期間の通行止めを防ぐことができます。

点検作業では、トンネル内部の状態を細かく確認します🔍
ひび割れ、浮き、剥離、漏水、変色、変形、排水設備の詰まり、設備の劣化などを調査します。目視点検だけでなく、打音検査、赤外線調査、レーザー計測、写真記録、ドローンや点検車両の活用など、さまざまな方法が使われることがあります。点検によって異常を早期に把握することが、安全管理の第一歩です。

トンネルのひび割れには、さまざまな原因があります。
施工時の収縮、地山からの圧力、地震、経年劣化、漏水、温度変化、車両振動などが影響することがあります。ひび割れがすべて危険というわけではありませんが、状態によっては補修が必要です。専門業者が原因や進行状況を見極め、適切な補修方法を選ぶことが重要です。

漏水対策も、トンネル維持管理で大きなニーズがあります💧
トンネルは地中や山の中にあるため、地下水や雨水の影響を受けることがあります。漏水があると、冬場に凍結して危険になることがありますし、コンクリートや設備の劣化を早める原因にもなります。排水設備が詰まっている場合、トンネル内に水がたまり、走行環境が悪化することもあります。

漏水補修では、防水材の注入、導水工、排水管の清掃・更新、防水シートの補修など、状況に応じた対応が必要です🔧
見た目に少し水が出ているだけでも、その裏側で広範囲に水が回っている場合があります。トンネル工事業者には、表面的な補修だけでなく、水の流れを理解した対策が求められます。

照明設備の更新も重要です💡
トンネル内は暗いため、照明が安全運転に大きく関わります。入口付近、出口付近、中央部では必要な明るさが異なることもあります。照明が古くなったり暗くなったりすると、ドライバーの視認性が低下し、事故リスクが高まります。LED化による省エネや明るさ改善のニーズもあります。

換気設備や非常設備の維持管理も欠かせません🌬️
長いトンネルでは、車両の排気や火災時の煙を適切に管理するために換気設備が重要です。また、非常電話、消火設備、避難通路、警報設備、監視カメラなど、万が一に備える設備も必要です。これらの設備が正常に機能することが、利用者の安全を守ります。

道路トンネルでは、舗装や路面排水の補修ニーズもあります🚧
トンネル内の路面に凹凸やわだち、ひび割れがあると、走行性が悪くなります。水がたまるとスリップの原因にもなります。舗装補修や排水設備の整備によって、通行しやすく安全な環境を維持することができます。

鉄道トンネルでは、さらに高い精度と安全管理が求められます🚆
列車が通行するトンネルでは、線路、架線、信号設備、排水、覆工など、多くの要素が関係します。補修工事は列車の運行に影響しないよう、限られた時間帯に行われることもあります。短時間で安全に作業を終える段取り力が重要です。

トンネル補修工事では、通行規制や利用者への影響を最小限に抑えるニーズがあります⏰
道路トンネルを補修する場合、片側交互通行や夜間通行止めなどが必要になることがあります。通行止めが長引くと、地域住民や物流、観光、通勤に影響します。そのため、効率的な施工計画、夜間工事、仮設設備、安全誘導などが重要になります。

また、トンネルは災害後の点検・復旧でもニーズがあります🚨
地震や大雨、土砂災害の後には、トンネル内部や周辺地盤に異常がないか確認する必要があります。ひび割れの拡大、漏水増加、坑口周辺の崩落、排水不良などが発生することがあります。早期点検と応急対応によって、通行の安全を確保します。

トンネルの維持管理は、インフラの長寿命化にも関わります🌉
新しくつくり直すには大きな費用と時間がかかります。だからこそ、今あるトンネルを計画的に点検し、必要な補修を行いながら長く使うことが重要です。補修工事は、社会インフラを守るための重要な投資です。

トンネル工事業者には、補修技術だけでなく、診断力と提案力も求められます📋
どの不具合を優先して直すべきか、どの工法が適しているか、どのタイミングで更新するべきか、利用者への影響をどう抑えるか。管理者や発注者に分かりやすく説明し、最適な維持管理を提案する力が重要です。

今後、老朽化するインフラが増える中で、トンネルの点検・補修・維持管理ニーズはさらに高まるでしょう。
新設工事だけではなく、既存インフラを守る技術が求められる時代です。トンネル工事業は、作る仕事であり、守る仕事でもあります。

トンネルは、多くの人が安心して通るための社会インフラです🚇✨
その安全を守るためには、日々の点検、早めの補修、設備更新、災害後の確認が欠かせません。トンネル工事業は、見えにくい劣化を見つけ、必要な対策を行い、社会の通行を支える重要な仕事です🔧😊

岩本工業のよもやま話~安全施工と現場対応力~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~安全施工と現場対応力~

 

 

トンネル工事業は、建設業の中でも特に高度な技術と安全管理が求められる分野です👷‍♂️
地面の下や山の中、都市部の地下空間を掘り進める工事は、地上で行う建築工事とは違った難しさがあります。地盤の状態、地下水、土圧、岩盤、周辺構造物への影響、換気、照明、作業員の安全など、考えなければならない要素が非常に多い仕事です。

トンネル工事業の大きなニーズは、安全に掘り、確実に支え、長く使える空間をつくることです⛰️
トンネルはただ穴を掘れば完成するものではありません。掘削した空間が崩れないように支え、地盤の変化に対応し、防水や排水を行い、最終的に人や車、列車、設備が安全に通れる構造物として仕上げる必要があります。

トンネル工事では、まず地盤を理解することが重要です🔍
山岳トンネルでは、岩盤の硬さや割れ目、地下水の有無、断層の位置などによって施工方法が変わります。都市部のトンネルでは、地上の建物や道路、地下に埋設されている上下水道・ガス・電気・通信設備との関係を考えなければなりません。地盤の状態を見誤ると、工事中の変状や事故につながる可能性があります。

そのため、トンネル工事には事前調査と施工中の観察が欠かせません📋
地質調査、測量、試験、施工計画を行い、実際に掘削しながら地盤の変化を確認します。図面や調査結果だけでは分からないこともあり、現場での判断が重要になる場面があります。トンネル工事業者には、計画通りに進める力だけでなく、現場の状況に合わせて柔軟に対応する力が求められます。

掘削方法にもさまざまな技術があります⚙️
山岳トンネルでは、発破や機械掘削を用いる方法があります。都市部では、シールド工法のように地中を掘り進めながらトンネルを構築する方法が使われることもあります。水路や小口径の管路では、推進工法などが用いられる場合もあります。それぞれの工法には特徴があり、現場条件に応じた選定が必要です。

掘削後には、支保工と呼ばれるトンネルを支える作業が重要になります🔧
掘ったばかりの地山は不安定な場合があり、崩落を防ぐためにロックボルト、吹付けコンクリート、鋼製支保工などを使って支えます。支保のタイミングや方法は、地盤の状態によって変わります。安全なトンネルをつくるためには、掘削と支保のバランスが非常に重要です。

防水と排水も大切なニーズです💧
トンネルの中に水が入り続けると、構造物の劣化や設備不良、路面の滑り、凍結、漏水トラブルにつながります。そのため、防水シート、排水管、側溝、集水設備などを適切に施工し、水をコントロールする必要があります。地下水や湧水が多い現場では、特に慎重な対応が求められます。

トンネル工事では、作業環境の安全確保も重要です👷‍♀️
トンネル内部は閉鎖的な空間であり、換気や照明が不可欠です。重機の排気、粉じん、湿気、騒音、暗さ、狭さなど、作業員に負担がかかる条件が多くあります。安全に作業するためには、換気設備、照明設備、粉じん対策、避難経路、通信手段、作業員教育などが必要です。

特にトンネル内では、火災や落盤、湧水、重機接触などのリスクに備える必要があります⚠️
安全確認、作業手順、合図、立入管理、機械点検、避難訓練など、細かな安全管理が欠かせません。トンネル工事業は、力強い重機作業のイメージがありますが、実際には非常に繊細で計画的な安全管理が求められる仕事です。

また、トンネル工事では多くの職種が連携します🤝
掘削作業員、重機オペレーター、測量担当、土木施工管理、電気設備、換気設備、コンクリート工、鉄筋工、防水工、運搬業者など、多くの人が関わります。工程が複雑であるため、情報共有とチームワークが重要です。一つの判断ミスや連絡不足が、工程全体や安全に影響することがあります。

施工管理のニーズも非常に大きいです📋
トンネル工事では、掘削の進捗、地盤状況、支保工の施工、コンクリート品質、排水状態、安全管理、工程管理、資材搬入、重機配置など、多くの項目を管理する必要があります。大規模工事では工期も長く、関係者も多いため、計画的な管理が欠かせません。

さらに、トンネル工事は周辺環境への配慮も求められます🌿
山間部では自然環境、地下水、土砂搬出、騒音、振動、地域住民への影響を考える必要があります。都市部では、地上交通、近隣建物、商業活動、既存インフラへの影響を最小限に抑えることが求められます。トンネル工事業者には、施工技術だけでなく、社会や環境への配慮も必要です。

トンネル工事で発生する土砂の搬出も重要な工程です🚚
掘削すれば大量の土砂や岩石が発生します。それらを安全に搬出し、適切に処理・活用する必要があります。搬出ルート、ダンプの運行管理、近隣道路への配慮、粉じん対策なども、工事全体の品質に関わります。

トンネル工事業のニーズが高い理由は、社会インフラとしての重要性だけでなく、誰でも簡単にできる仕事ではない専門性にあります✨
地盤を読み、リスクを予測し、重機を扱い、構造物を支え、排水を整え、安全を守る。これらを高いレベルで実行できる技術者や施工会社が必要とされています。

また、近年はICTやデジタル技術の活用も進んでいます📱
測量データ、3Dモデル、施工管理システム、重機の自動化、安全監視、地盤計測などを活用することで、施工の効率化や安全性向上が期待されています。ただし、デジタル技術が進んでも、現場での経験や判断力は欠かせません。トンネル工事は、最新技術と職人・技術者の知識を組み合わせることで成り立つ仕事です。

これからのトンネル工事業には、さらに高い安全性と効率性が求められます。
人手不足、工期短縮、コスト管理、災害対策、老朽化インフラの更新など、社会の課題に対応するためには、高度な施工技術と現場対応力が必要です。

トンネル工事業は、地中や山の中という厳しい環境で、社会に必要な道をつくる仕事です⛰️✨
その裏側には、見えないリスクと向き合う技術者たちの努力があります。安全に掘り、安全に支え、安全に完成させる。その専門性こそが、トンネル工事業に求められる大きなニーズです👷‍♂️🚇

岩本工業のよもやま話~人・街・物流をつなぐ~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~人・街・物流をつなぐ~

 

トンネル工事業は、道路、鉄道、地下道、水路、共同溝、地下インフラなど、社会の基盤をつくるうえで欠かせない仕事です🚇
山を越える道路トンネル、都市部を走る地下鉄、河川や海底を横断するトンネル、上下水道や電気・通信を通す地下空間など、トンネルは私たちの暮らしの見えないところで大きな役割を果たしています。

普段、車や電車でトンネルを通るとき、多くの人はその存在を当たり前のように感じているかもしれません。
しかし、トンネルがあることで移動時間が短くなり、山道を迂回せずに済み、物流が安定し、地域と地域が結ばれています。トンネル工事業は、単に穴を掘る仕事ではなく、社会の動線をつくり、人々の生活を便利にする重要な仕事なのです😊

トンネル工事業の大きなニーズは、交通の利便性を高めることにあります🚗
山間部や丘陵地では、道路を通すために大きく迂回しなければならない場所があります。カーブが多い山道は、時間がかかるだけでなく、事故リスクや冬場の通行不安もあります。そこにトンネルを整備することで、移動距離を短縮し、安全でスムーズな交通を実現できます。

道路トンネルは、地域住民の暮らしを大きく変えることがあります🏞️
通勤や通学がしやすくなる、病院や買い物に行きやすくなる、観光地へのアクセスが良くなる、災害時の避難や物資輸送がしやすくなる。トンネルは、地域の不便を解消し、生活圏を広げるインフラです。

また、物流においてもトンネルのニーズは非常に高いです📦
商品や食料、建設資材、工業製品、医療品など、社会で必要とされる物の多くは道路や鉄道を通じて運ばれています。移動ルートに山や海、河川がある場合、トンネルが整備されていることで、より安定した輸送が可能になります。物流の効率化は、企業活動や地域経済にも大きく関わります。

特に地方では、道路トンネルが産業や観光を支えることがあります🚚
農産物や水産物を市場へ運ぶ、工場製品を出荷する、観光客を呼び込む、地域間の交流を増やす。トンネルができることで、これまで遠かった地域が近くなり、ビジネスや生活の可能性が広がります。トンネル工事業は、地域の未来を切り開く仕事でもあります。

鉄道分野でも、トンネル工事は欠かせません🚆
山岳地帯を走る鉄道や都市部の地下鉄、地下駅、地下連絡通路など、鉄道インフラには多くのトンネル技術が使われています。鉄道トンネルがあることで、地形に左右されにくいルートを確保でき、安定した輸送が可能になります。通勤・通学・観光・物流など、多くの人と物の移動を支えています。

都市部では、地下空間の活用ニーズもあります🏙️
地上には建物、道路、歩道、電柱、商業施設などが密集しており、新たなインフラを整備するスペースが限られています。そのため、地下に鉄道や道路、共同溝、地下通路、雨水貯留施設などを整備するニーズがあります。トンネル工事業は、都市の限られた空間を有効活用するためにも必要とされています。

共同溝や地下インフラのトンネルも重要です🔌
電気、通信、ガス、水道、下水道などのライフラインを地下にまとめて通すことで、道路の掘り返しを減らし、災害時の復旧性を高めることができます。普段は目に見えませんが、地下インフラは都市生活を支える重要な設備です。トンネル工事業は、こうした見えない社会基盤づくりにも関わっています。

さらに、排水や治水のためのトンネルにもニーズがあります☔
大雨時に雨水を逃がすための地下放水路や排水トンネル、農業用水や工業用水を運ぶ水路トンネルなど、水を安全に流すためにもトンネル技術が使われます。近年は短時間の大雨による浸水対策が重要になっており、地下に水を逃がす仕組みへの関心も高まっています。

トンネル工事業は、地形や自然条件に対応する技術が求められます⛰️
山を掘る場合は、地質、地下水、岩盤の硬さ、断層、土圧などを考慮しなければなりません。都市部では、地上の建物や道路、既存の地下設備に影響を与えないように慎重に工事を進める必要があります。海や川の下を通す場合は、水圧や漏水対策も重要になります。

つまり、トンネル工事は同じ作業の繰り返しではありません。
現場ごとに条件が違い、地盤の状態を確認しながら安全に掘り進める必要があります。掘削、支保工、覆工、防水、排水、換気、照明、舗装、設備工事など、多くの工程が関わります。トンネル工事業には、高度な技術と豊富な経験が必要です🔧

また、トンネルは完成してから長く使われるインフラです。
一度整備されると、何十年にもわたり多くの人や車両、列車が利用します。そのため、最初の施工品質が非常に重要です。安全性、耐久性、排水性、照明、換気、防災設備など、長期的に安心して使えるトンネルをつくることが求められます。

トンネル工事業のニーズは、単に新しい道路や鉄道をつくることだけではありません。
地域の不便を解消する、物流を安定させる、災害に強いルートをつくる、都市の地下空間を活用する、ライフラインを守る。こうした社会的な役割があるからこそ、トンネル工事業は必要とされています✨

これからも、トンネル工事業へのニーズは続いていくでしょう。
老朽化したインフラの更新、新たな道路・鉄道整備、災害対策、都市再開発、地下インフラ整備、地域交通の改善など、トンネル工事が必要とされる場面は多くあります。

トンネル工事業は、見えないところで人と街をつなぐ仕事です🚇✨
山を越え、街をつなぎ、物流を支え、地域の未来を広げる。普段通り過ぎるだけのトンネルにも、多くの技術と努力が込められています。社会を動かす地下インフラとして、トンネル工事業はこれからも多くの人に必要とされ続けるでしょう😊

 

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今後ともよろしくお願いいたします。

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