ブログ│株式会社岩本工業

オフィシャルブログ

岩本工業のよもやま話~人手不足時代のトンネル工事~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~人手不足時代のトンネル工事~

 

トンネル工事は、昔から存在する土木工事です。

山を掘る。

地下を掘る。

コンクリートで構造物を造る。

一見すると昔ながらの仕事に見えるかもしれません。

しかし現在のトンネル工事は、大きく進化しています。

巨大なシールドマシン。

3D測量。

レーザースキャナー。

遠隔監視。

自動化施工。

ICT施工管理。

さまざまな技術が導入されています🤖

その背景にあるのが、

安全性向上。

工期短縮。

品質向上。

そして建設業の人手不足です。

トンネル工事は大規模で長期間。

さらに地下という特殊環境で施工します。

だからこそ、

「人を増やせば解決」

だけではありません。

少ない人数でも安全・高品質に施工できる仕組み

が求められています。

今回は、技術革新・DX・人材育成という視点から、これからのトンネル工事業の需要を考えてみましょう😊

トンネル工事は多くの人が関わる仕事👷

大型トンネルでは、

掘削。

土砂搬出。

支保。

測量。

機械整備。

電気。

換気。

排水。

施工管理。

多くの人材が必要です。

一つの現場が何年も続くこともあります。

つまり会社にとって、

人材を確保できるか。

技術を継承できるか。

が非常に重要です。

受注はできても、

現場監督が足りない。

技能者がいない。

では工事を進められません。

ベテラン技術者の経験が大きな価値🧠

トンネルでは、地質が毎日変わる可能性があります。

昨日まで硬い岩。

突然断層。

湧水。

こうしたとき、ベテランは現場を見て、

「ここは支保を強くした方がいい」

「掘進を慎重に」

と判断します。

この経験は非常に重要です。

しかしベテランが退職すれば、そのノウハウも失われる可能性があります。

そこで技術を、

記録。

写真。

動画。

データ。

として残す必要があります。

“見て覚えろ”からデータ教育へ📱

若手教育では、先輩の現場を見て学ぶことは大切です。

しかし、

なぜこの判断をしたのか。

理由まで伝えないと応用できません。

そこで、

切羽写真。

地質情報。

支保パターン。

施工結果。

をセットで保存。

「この地盤ではこう対応した」

という事例集を作ります。

若手は過去現場から学べます。

会社として経験を共有することが重要です。

3D測量で施工管理を効率化📐

トンネルは正しい方向・断面で掘らなければなりません。

そこで測量技術が重要です。

従来型の測量に加え、

3Dレーザースキャナー。

デジタル測量。

などを活用すれば、大量の形状データを取得できます。

掘削断面。

出来形。

位置。

をデジタル化。

図面と比較。

これによって施工管理を効率化できます。

デジタルツインの可能性💻

将来的には、実際のトンネルと同じ状態をデジタル空間へ再現する考え方もさらに広がるでしょう。

設計データ。

地質。

進捗。

設備。

点検情報。

を一元管理。

現場に行かなくても状態を確認。

次の施工を検討。

完成後は維持管理にも利用。

トンネル建設時のデータが、そのまま数十年後の補修工事へ活かされる。

これは大きな価値です✨

シールドマシンの高度化🤖

都市トンネルではシールドマシンが活躍します。

巨大なカッターヘッドで地盤を掘りながら前進します。

現在では、

掘進速度。

圧力。

機械姿勢。

地盤情報。

さまざまなデータを計測・管理します。

オペレーターが経験だけで操作するのではなく、数値データを見ながら判断。

機械と人間の両方で施工品質を守ります。

遠隔監視で現場負担を減らす📡

トンネル内は、

暗い。

狭い。

長い。

環境です。

すべての人が常に切羽近くまで行く必要がないよう、

監視カメラ。

センサー。

遠隔モニター。

を活用できます。

事務所から、

機械稼働状況。

坑内環境。

進捗。

を確認。

異常があれば現場へ連絡。

これによって安全性と業務効率を高められます。

自動搬送への需要🚚🤖

トンネルでは大量の土砂を運び出します。

さらに資材を奥へ運びます。

この運搬作業を効率化できれば、全体の生産性が大きく変わります。

ベルトコンベア。

自動搬送。

車両運行管理。

などを活用。

「掘れるけど土砂が出せない」

では工事は進みません。

トンネル施工では掘削機だけでなく、物流システム全体のDXが重要です。

無人化で危険場所への立入りを減らす🛡️

トンネルの切羽周辺は、安全管理上特に注意が必要な場所です。

そこで、

機械操作。

計測。

監視。

の一部を遠隔化する。

人が危険な場所へいる時間を減らす。

これは非常に大きなメリットです。

自動化の目的は、

人を減らすこと

だけではありません。

人を危険から遠ざけること

でもあります。

AIによる施工判断支援の可能性🤖

過去の地質データ。

施工データ。

変位。

掘進速度。

大量の情報が蓄積されれば、

「この状態なら地盤変化に注意」

とAIが支援する可能性もあります。

ただし地下は予測不能な自然条件があります。

最終的な判断をすべて機械へ任せるのではなく、

AI+技術者

で安全を高める。

こうした方向が考えられます。

ドローン・ロボット点検📸

完成後のトンネル点検でも技術革新があります。

高所。

狭い場所。

長距離。

人が一つずつ確認するのは大変です。

そこでカメラ搭載車両。

ロボット。

画像解析。

などを活用。

ひび割れ候補を抽出。

技術者が確認。

点検効率を上げることができます。

新設工事会社が、将来的に点検・維持管理技術まで持つことで仕事の幅を広げられます。

トンネル工事は機械化しても人が重要👷‍♂️

ここまで読むと、

「全部ロボットになるの?」

と思うかもしれません。

しかしトンネルは自然の地盤を扱います。

予想外の地質。

湧水。

機械トラブル。

さまざまなことが起こります。

そこで必要なのが、

現場経験。

判断。

応急対応。

チーム連携。

です。

機械化が進むほど、

単純作業をする人

ではなく、

機械を理解して判断できる技術者

の価値が高まります。

若手人材へトンネル工事の魅力を伝える📱

建設業界では若手採用が重要です。

しかしトンネル工事は、一般の人から仕事内容が見えにくい業界です。

地上からは工事の中が見えません。

だからこそSNSやホームページで、

巨大なシールドマシン。

坑内風景。

貫通の瞬間。

大型重機。

施工技術。

を発信する。

「こんなすごい仕事があるんだ!」

と知ってもらうことが重要です✨

貫通の瞬間は大きな達成感🎉

何年も掘り続けたトンネル。

数km先から掘ってきた坑道。

最後の岩盤が崩れ、反対側の光が見える。

これはトンネル工事ならではの瞬間です。

巨大な構造物を造る。

地図に残る。

何十年も使われる。

非常に大きなやりがいがあります。

採用活動では、給与や休日だけでなく、

仕事のスケール感

を伝えることも重要です。

資格取得とキャリアアップ🎓

トンネル工事では、

施工管理。

重機。

各種技能。

さまざまな資格・技術が役立ちます。

若手が、

作業員。

職長。

施工管理。

現場代理人。

と成長できる仕組みを作る。

将来が見える会社ほど採用されやすくなります。

資格費用支援。

講習。

社内教育。

人材育成そのものが会社の競争力になります。

女性技術者が活躍できる環境へ👩‍🔧

トンネル工事は男性中心というイメージがあります。

しかし、

施工管理。

測量。

安全管理。

品質管理。

DX。

さまざまな役割があります。

機械化が進めば、従来より身体負担の少ない業務も増えます。

トイレ。

更衣室。

勤務環境。

を整えれば、女性技術者も働きやすくなります。

人手不足時代では、多様な人材が働ける業界へ変わることが重要です。

環境対策もトンネル施工の重要テーマ🌱

トンネル工事では、

掘削土。

騒音。

振動。

濁水。

などへの対策が必要です。

住宅地の近く。

河川周辺。

自然環境。

では特に配慮します。

工事そのものだけでなく、周辺環境への影響を抑える技術が求められます。

地域住民への説明。

騒音測定。

水処理。

これらも施工品質の一部です。

掘削土の有効利用♻️

トンネルを掘ると大量の土砂が出ます。

これを全部廃棄するのではなく、

盛土。

造成。

他工事。

などに有効利用できる場合があります。

運搬距離を減らせれば、

コスト。

交通負荷。

環境負荷。

を抑えられます。

工事全体で資源循環を考えることも重要です。

都市の地下空間利用はさらに重要に🏙️

都市では地上に新しいインフラを造る余地が限られています。

交通。

水道。

通信。

エネルギー。

防災。

これから新しい設備を整備するとき、

地下を利用する場面は今後もあります。

都市が高密度化すれば、地下施工技術の価値はさらに高まります。

既存インフラ更新でも技術革新が活きる🔧

新設だけではありません。

古いトンネルの点検。

補修。

更新。

でもデジタル技術は役立ちます。

画像解析。

3Dデータ。

ロボット点検。

施工履歴管理。

トンネル工事会社が新設・補修の両方へ対応できれば、長期的な市場を持つことができます。

“掘る会社”から“地下インフラ総合会社”へ🚇

これからのトンネル工事会社は、

ただ穴を掘る

だけではありません。

調査。

設計支援。

掘削。

施工管理。

設備。

点検。

補修。

デジタル管理。

地下インフラのライフサイクル全体へ関わることができます。

これは大きな事業機会です。

技術が進化するほどトンネル専門業者の価値は高まる✨

機械化が進めば、

誰でもトンネルを造れる

ようになるわけではありません。

むしろ、

高性能機械。

大量データ。

複雑な地質。

高度な安全管理。

を使いこなせる専門家が必要になります。

そして社会には、

高速道路。

鉄道。

上下水道。

地下河川。

共同溝。

さまざまな地下インフラ需要があります。

「地上に造れないものを、地下に造る。」

この役割がある限り、トンネル工事業の専門性はなくなりません。

人手不足を自動化で補い。

DXで品質を高め。

ベテラン技術を若手へ継承。

安全に地下空間を造る。

トンネル工事業は、昔ながらの土木技術と最先端テクノロジーが融合する産業へと進化しています。

これからも地域をつなぎ、都市を支え、災害から社会を守る地下インフラの専門家として、トンネル工事業は長期的に必要とされ続けるでしょう🤖🚇👷‍♂️⛰️✨

岩本工業のよもやま話~交通網を守る~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~交通網を守る~

 

トンネルは、山や地下を通る構造物です。

そのため自然災害と無関係ではありません。

地震。

豪雨。

土砂崩れ。

洪水。

大雪。

災害によって道路や鉄道が寸断されれば、地域の生活や物流へ大きな影響が出ます。

そこで重要になるのが、災害に強い交通・インフラネットワークをつくることです。

トンネルは単に距離を短くするためだけではなく、防災という視点からも重要な役割を持っています🚨

例えば山道では、

斜面崩壊。

落石。

雪崩。

によって道路が通れなくなる可能性があります。

その区間をトンネル化すれば、地表の危険な斜面を避けられる場合があります。

今回は、防災・災害復旧・国土強靱化という視点から、トンネル工事業にどのような需要があるのかを考えてみましょう。

山岳道路には自然災害リスクがある⛰️

山間部の道路では、山の斜面に沿って道路が造られていることがあります。

普段は問題なく通れます。

しかし大雨が降ると、

土砂崩れ。

落石。

路肩崩壊。

が起こる可能性があります。

そのたびに通行止め。

迂回路。

復旧工事。

が必要になります。

そこで危険な斜面区間を、

トンネルでショートカットする

という方法があります。

山の表面を走る道路から、山の内部へルートを移す。

これによって災害リスクを軽減できる場合があります。

落石対策としてのトンネル🚗

落石が頻発する山岳道路では、

落石防護ネット。

ロックシェッド。

などの対策があります。

しかし区間全体が危険な場合、トンネルで回避する方法も検討されます。

「危険な斜面を補強し続ける」

だけでなく、

「そもそも斜面下を通らない」

という考え方です。

地域住民が毎日利用する道路なら、長期的な安全性が重要になります。

冬の豪雪地域でもトンネルが活躍❄️

雪が多い地域では、

吹雪。

雪崩。

路面凍結。

除雪。

が大きな問題です。

山越え道路では冬季閉鎖されることもあります。

トンネルによって山越え区間を短縮すれば、

雪の影響を受ける区間を減らせる可能性があります。

物流トラック。

救急車。

生活道路。

冬でも安定した交通を確保することは、地域経済・暮らしに大きな価値があります。

豪雨時の避難・救援ルート🚨

大規模災害が起きると、

救急車。

消防。

自衛隊。

物資輸送車。

が地域へ入るための道路が必要です。

しかし道路が一つしかなければ、そのルートが土砂崩れで寸断された瞬間に孤立する可能性があります。

そこで複数ルートを整備する。

その中でトンネルを使い、山を越える新しい道路を作る。

災害時の代替ルート

としての需要があります。

普段は便利な道路。

非常時には命をつなぐ道路。

トンネルはその両方を担います。

地震後のトンネル点検需要🔍

大きな地震が発生した場合、トンネル内部に異常がないか確認する必要があります。

ひび割れ。

変形。

漏水変化。

設備損傷。

などを点検します。

問題があれば、

応急補修。

通行規制。

本格補修。

へ進みます。

地震直後は利用者も不安です。

「安全に通れるのか」

を迅速に確認する。

この点検・復旧能力もトンネル工事業の重要な役割です。

緊急補修のスピードが重要⚡

通常の工事なら、

数か月前から準備。

工程。

資材発注。

ができます。

しかし災害復旧では違います。

「明日から通れるようにしたい」

「救援ルートなので急いでほしい」

という要求があります。

そこで、

人員。

機材。

資材。

を迅速に手配。

応急工事。

安全確認。

を行います。

地域にトンネル補修技術を持つ会社があることは、防災上大きな価値です。

トンネル坑口は特に重要⛰️

トンネル本体だけでなく、

入口。

出口。

周辺斜面。

も重要です。

豪雨で坑口周辺が崩れれば、トンネル自体が無事でも通行できません。

そこで、

法面工事。

落石対策。

排水。

擁壁。

などを組み合わせます。

トンネル工事会社は、地下だけを見るのではなく、周辺土木工事と連携する必要があります。

排水設備が防災を支える💧

地下へ造るトンネルでは、水をどう処理するかが重要です。

大雨で地下水量が増える。

排水路が詰まる。

ポンプが故障。

するとトンネル内へ水がたまる可能性があります。

そこで、

排水溝。

集水。

ポンプ。

設備点検。

を行います。

災害に強いトンネルを維持するためには、日常的な排水設備管理が欠かせません。

都市の地下放水路・雨水トンネル🌧️

大都市では豪雨による浸水被害を減らすために、大規模な地下河川・放水路・雨水トンネルが整備されることがあります。

街中へ降った大量の雨を地下へ集める。

一時的に貯める。

河川や海へ排水。

こうした施設です。

地上に巨大な水路を造るスペースはありません。

そこで地下空間を利用します。

つまりトンネル工事業は、

道路・鉄道だけでなく、

都市の水害対策

にも深く関わっています🌧️

集中豪雨への対応需要🌊

短時間に大量の雨が降ると、下水道の排水能力を超える場合があります。

道路冠水。

地下浸水。

住宅被害。

こうした問題を減らすため、

雨水幹線。

地下貯留施設。

大規模管路。

が必要になります。

施工ではシールド工法などが使われることがあります。

気候変化や豪雨対策への関心が高まるほど、地下インフラ整備の重要性も増します。

河川の下を通るトンネル施工💧

道路や鉄道が河川を横断するとき、

橋を架ける。

地下を通る。

という選択があります。

都市部など条件によっては、川底より深い位置へトンネルを通すことがあります。

しかし水の近くを掘るため、

地下水。

水圧。

施工管理。

が非常に重要です。

高度な止水・掘削技術が必要です。

火災対策もトンネル防災の大きなテーマ🔥

道路トンネル内で車両火災が起きると、

煙。

高温。

避難。

が大きな問題になります。

そのため長いトンネルでは、

換気。

非常口。

消火設備。

監視カメラ。

通報設備。

などが整備されています。

トンネル工事では本体を造るだけでなく、こうした安全設備も設置します。

既存トンネルでは設備更新工事も需要になります。

避難坑・連絡坑の整備🚶

長大トンネルでは、緊急時に利用者が安全に避難できるよう、

避難坑。

連絡通路。

などが設けられる場合があります。

事故車両の近くから離れる。

別の安全な空間へ避難。

これはトンネル設計の重要な考え方です。

新設だけでなく、既存施設の安全性向上工事が行われる可能性もあります。

トンネル内監視システム📹

近年のトンネルでは、

監視カメラ。

センサー。

火災検知。

交通情報設備。

が使われます。

事故発生を早く把握。

道路管理者が状況確認。

通行止め。

救助要請。

へつなげます。

土木工事+電気通信設備。

トンネル工事は総合インフラ工事になっています。

災害復旧には多業種連携🤝

地震や豪雨でトンネルが被害を受けた場合、

土木。

電気。

舗装。

設備。

測量。

地質。

さまざまな専門業者が集まります。

構造物は無事でも照明が壊れている。

道路は通れるが排水設備が故障。

一つずつ確認します。

つまりトンネル復旧では、

総合的な現場調整力

が重要です。

インフラ強靱化で予防工事も需要🛡️

防災は、

災害が起きたら直す

だけではありません。

事前に、

補強。

排水改善。

設備更新。

斜面対策。

を行い、被害を減らす。

これが重要です。

トンネル工事会社にとって、

緊急復旧。

だけではなく、

防災予防工事

も大きな市場になります。

地域を孤立させないトンネル⛰️🤝

山間部の町では、主要道路が一本しかないことがあります。

その道路が災害で通行止め。

すると、

通勤。

通学。

病院。

物流。

すべてに影響します。

新しいトンネルを造って代替ルートを確保すれば、地域の災害耐性を高められます。

トンネル一本が地域の安心につながるのです。

“便利だから造る”から“守るために造る”へ🚨

道路・鉄道トンネルは、

時間短縮。

交通改善。

のためだけに建設されるわけではありません。

危険斜面を回避。

豪雪区間を短縮。

災害時の代替路。

地下排水。

さまざまな防災目的があります。

これからトンネル工事業に求められるのは、

交通インフラ+防災インフラ

という二つの視点です。

トンネル工事業は“地域の命綱を地下につくる仕事”🛡️

トンネルは完成すると、ただの道路・線路に見えます。

しかしそこには、

地質調査。

掘削。

支保。

防水。

排水。

電気。

換気。

安全設備。

多くの技術があります。

そして災害が起きたとき、

そのトンネルが生きていることで地域が救われることがあります。

救急車が通れる。

物資が届く。

住民が避難できる。

都市の雨水を流せる。

トンネルは、普段の便利さと非常時の安全の両方を支えるインフラです。

「山を越えるため」だけでなく、「災害から地域を守るため」に地下を掘る。

防災意識が高まり、交通網・水害対策・インフラ強靱化への取り組みが続く限り、トンネル工事業の専門技術はこれからも社会から強く求められていくでしょう⛰️🌧️🚨🚇✨

岩本工業のよもやま話~老朽化したトンネルを守る~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~老朽化したトンネルを守る~

 

トンネル工事というと、多くの人が「新しいトンネルを掘る工事」を想像します。

しかし、現在のトンネル工事業にとって非常に重要な市場がもう一つあります。

それが、既存トンネルの点検・補修・補強・更新工事です。

道路や鉄道のトンネルは、一度完成したら永久にそのまま使えるわけではありません。

完成後も、

地下水。

温度変化。

車両振動。

地盤変化。

漏水。

経年劣化。

さまざまな影響を受け続けます。

長い年月の中で、

ひび割れ。

コンクリートの浮き。

漏水。

変形。

設備劣化。

などが発生する可能性があります。

そのため、安全に利用し続けるためには定期的な点検と必要な補修が欠かせません🔍

今回は「新設」ではなく、「既存トンネルを長く使う」という視点から、トンネル工事業における需要を詳しく考えてみましょう。

日本にはすでに多くのトンネルがある🚗

道路網や鉄道網が発達している日本には、多くのトンネルが存在します。

高速道路。

国道。

県道。

市道。

鉄道。

地下鉄。

それらの中には、建設から長い年月が経過しているものもあります。

古くなったからといって、

「全部使うのをやめよう」

とはできません。

地域の生活道路。

物流路。

鉄道。

重要なインフラだからです。

そこで必要になるのが、

維持管理

です。

新しく造る需要だけでなく、すでにあるトンネルを守る需要。

これが今後ますます重要になります。

ひび割れを確認する点検🔍

コンクリート構造物には、さまざまな理由でひび割れが発生することがあります。

すべてのひびが危険というわけではありません。

しかし、

幅。

長さ。

位置。

進行状況。

を確認する必要があります。

以前より広がっていないか。

漏水していないか。

周囲に浮きがないか。

点検によって状態を把握します。

異常が見つかれば、

追加調査。

補修。

補強。

を検討します。

つまりトンネル工事業には、完成後の診断・修繕技術への需要があります。

コンクリート片の落下を防ぐ🛡️

道路トンネルでは、真下を自動車が走ります。

鉄道トンネルなら列車が走ります。

そのため覆工コンクリートの一部が剥落すれば、大きな事故につながる可能性があります。

そこで、

浮き。

剥離。

変状。

を確認し、必要な対策を行います。

補修材。

繊維シート。

ネット。

各種工法。

現場条件に合わせた施工が必要です。

トンネル利用者にとっては、

「普通に走れる」

ことが当たり前。

しかしその当たり前を維持するために、夜間や通行規制中に多くの補修作業が行われています。

漏水対策への需要💧

トンネルでは地下水が大きな問題になることがあります。

天井から水が落ちる。

壁面からにじむ。

冬に凍結。

路面が濡れる。

こうした症状が発生する場合があります。

少量でも長期間続けば、

コンクリート。

設備。

通行環境。

へ影響することがあります。

そこで、

導水。

止水。

排水。

などの対策を行います。

水がどこから入っているのか。

どう流すのか。

トンネル補修では「水との付き合い方」が非常に重要です☔

鉄道トンネルでは限られた時間で補修🚃🌙

鉄道トンネルは、日中ずっと列車が走っています。

そのため工事できる時間は、

終電後。

始発前。

の数時間だけという場合があります。

深夜に現場へ入る。

機材搬入。

施工。

清掃。

撤収。

始発前には線路を使用できる状態へ戻す。

非常に厳しい工程管理です。

さらに施工できる範囲が少ないため、一つの工事を何日・何か月もかけて少しずつ進めることがあります。

短時間で確実な施工を繰り返す能力

が求められます。

道路トンネルでも夜間規制が多い🌙🚗

交通量の多い道路トンネルでは、昼間に全面通行止めすることが難しい場合があります。

そこで、

夜間片側規制。

夜間通行止め。

を行い、工事を進めます。

夜20時から規制。

21時施工開始。

早朝5時規制解除。

といった流れです。

工事開始前には交通規制。

終了後は安全確認。

舗装・清掃。

すべて時間内に完了しなければなりません。

トンネル補修業者には施工技術だけでなく、

時間管理能力

も重要です。

照明設備の更新需要💡

トンネル内には照明設備があります。

入口。

内部。

出口。

適切な明るさを確保し、安全に走行できるようにします。

しかし照明設備も老朽化します。

そこで、

照明器具交換。

LED化。

配線更新。

といった工事が行われます。

土木工事会社だけでなく、

電気工事会社。

設備会社。

と連携します。

トンネルの維持管理は、構造物だけではありません。

内部設備も含めた総合的な工事です。

換気設備の更新🌬️

長い道路トンネルには、大型換気設備が設置されている場合があります。

ジェットファン。

制御設備。

センサー。

これらも定期的な点検・更新が必要です。

大型ファンを交換する際には、

吊り下ろし。

撤去。

新設。

が必要です。

クレーンや高所作業車なども使います。

トンネル工事業は、土木と機械設備工事の両方と深く関係します。

非常設備も重要🚨

トンネル内で事故や火災が発生した場合に備えて、

非常電話。

消火設備。

非常口。

誘導灯。

監視設備。

などが設けられています。

これらも古くなれば交換。

新しい安全基準や運用に合わせて更新。

工事が必要になります。

安全設備が増えるほど、それを設置・維持する仕事も発生します。

トンネル内の舗装更新🚧

道路トンネル内の舗装も、車両が通ることで摩耗します。

ひび割れ。

わだち。

路面劣化。

が進めば舗装工事が必要です。

トンネル内は屋外道路と違い、

換気。

施工スペース。

車両動線。

に制限があります。

規制時間内に既設舗装を撤去し、新しい舗装を施工。

これも特殊な現場です。

補修工事は現場ごとに違う🔧

新築なら、ある程度決められた施工計画を立てられます。

しかし補修工事では、

実際に壊してみたら想定以上に劣化。

図面と現況が違う。

水が想定より多い。

といったことがあります。

そのため、

現場を見る。

状況判断。

工法変更。

が必要です。

「マニュアル通りにしかできない」

では対応できない場面があります。

経験豊富な技術者の価値が高い分野です。

古いトンネルには資料が少ないことも📚

建設から長い年月が経過したトンネルでは、現在ほど詳細なデジタルデータが残っていない場合もあります。

過去の図面。

補修履歴。

現場調査。

を組み合わせながら状態を確認します。

「どこを以前補修したか」

「この亀裂はいつからあるか」

履歴が分かれば判断材料になります。

そのため今後は施工記録のデジタル化も重要です。

点検データが新しい需要を生む📱

トンネルを定期点検すると、大量の写真・記録が蓄積されます。

壁面写真。

ひび割れ位置。

漏水箇所。

補修履歴。

これをデジタル管理すれば、

前年と比較。

変化を確認。

優先順位を決定。

できます。

つまり今後のトンネル工事会社には、

施工+データ管理

という新しい役割も求められるでしょう。

レーザー計測などの技術📡

トンネル内部を三次元的に計測する技術も活用されています。

断面形状。

変形。

表面状態。

をデータ化。

人がメジャーで一か所ずつ測るだけでは得にくい大量の情報を取得できます。

ただし、

データを取れば工事不要

ではありません。

最終的に補修するのは現場です。

デジタル技術と職人技術を組み合わせることで、より効率的な維持管理ができます。

老朽化は全国で同時に進む🏗️

インフラは建設された年代が近いものも多く、一定時期に更新需要が重なる可能性があります。

道路。

橋。

トンネル。

すべてを一度に直すことはできません。

そこで、

点検。

優先順位。

予算。

施工。

を長期的に進める必要があります。

つまりトンネル補修は、一時的なブームではなく、長期的な社会課題です。

新設より補修技術が重要になる時代へ🔄

人口が減少する地域では、

新しい道路をどんどん造る

より、

今あるインフラを長く使う

という考え方が重要になります。

トンネル工事会社にとっても、

掘削だけが技術

ではありません。

補修。

止水。

補強。

点検。

設備更新。

既存構造物を守れる会社の需要が高まります。

“壊れてから直す”ではなく“壊れる前に守る”🛡️

大規模な損傷が起きてから補修すれば、

工事費増加。

長期通行止め。

利用者への影響。

が大きくなる可能性があります。

そこで小さな異常の段階で対応する。

予防保全です。

少しの漏水。

小さなひび。

設備劣化。

早めに手を入れる。

これによってインフラの寿命を延ばします。

トンネル工事業は“地下インフラのかかりつけ医”🔧

新しいトンネルを造る会社は、いわば誕生を支える仕事です。

一方、補修会社はその後の人生を支える存在です。

点検。

診断。

補修。

更新。

何十年にもわたって一つのトンネルを守ります。

道路利用者からは見えない仕事ですが、そのおかげで毎日安全に通行できます。

トンネルは造って終わりではない。
使い続ける限り、守り続ける必要がある。

既存インフラの老朽化が進むほど、トンネル補修・更新工事の重要性は高まります。

これからのトンネル工事業では、新設技術と同じくらい「直せる技術」が大きな価値になります。

道路・鉄道が使われ続ける限り、トンネルを安全に維持する専門業者への需要はこれからも長期的に続いていくでしょう🔧🚇🛡️✨

岩本工業のよもやま話~インフラを支える~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~インフラを支える~

 

私たちが普段何気なく利用している道路や鉄道。そのルートの中には、山や地下を貫く多くのトンネルがあります。

高速道路を走っているとき。

新幹線や電車に乗っているとき。

都市部の地下鉄を利用しているとき。

私たちは知らないうちに、たくさんのトンネルを通っています🚇

トンネル工事というと、

「山に穴を掘る仕事」

というイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし実際には、道路、鉄道、地下鉄、上下水道、電力、通信など、さまざまな社会インフラを地下へ通すために欠かせない専門工事です。

地上にはすでに、

住宅。

ビル。

道路。

河川。

山。

さまざまな構造物があります。

そのため、

「ここを通りたいけれど地上には通せない」

という場面で、地下空間を活用する必要があります。

そこでトンネル工事の出番です🔧

今回は、道路・鉄道・都市インフラの新設という視点から、トンネル工事業にどのような需要があるのかを詳しく考えていきましょう。

山が多い日本ではトンネルが欠かせない⛰️

日本の国土には山地が多く、地域と地域を道路や鉄道で結ぶ際に、山を越えなければならないケースが数多くあります。

山を避けて道路を造る方法もあります。

しかし、

大きく迂回する。

急な坂になる。

カーブが増える。

距離が長くなる。

という問題が起こる場合があります。

そこで山を貫くトンネルを建設すれば、

移動距離を短くできる。

勾配を緩やかにできる。

道路線形を改善できる。

可能性があります🚗

物流トラック。

観光バス。

通勤車両。

救急車。

地域のさまざまな移動を支えるために、山岳トンネルは重要です。

高速道路の整備とトンネル需要🚗

高速道路は都市と都市、地域と地域を結ぶ重要なインフラです。

高速道路を建設するときには、

橋梁。

切土。

盛土。

トンネル。

さまざまな構造物を組み合わせます。

特に山間部ではトンネルが連続する区間もあります。

トンネルがあることで、

山の斜面を大きく切り崩さずに道路を通せる。

冬季の急勾配を避ける。

災害リスクを考えたルートを作る。

といったメリットがあります。

高速道路の新設・延伸・バイパス建設などが行われれば、それに伴ってトンネル工事への需要も発生します。

バイパス整備でも重要🛣️

地方都市では、

中心市街地を通る国道が渋滞。

大型トラックが住宅街を通る。

観光シーズンに混雑。

という問題があります。

そこで新しいバイパス道路を造る。

しかし周囲が山に囲まれていれば、トンネルが必要になることがあります。

新しいトンネルによって、

市街地の交通量を減らす。

物流時間を短縮。

救急搬送を早くする。

観光地へのアクセス改善。

など、地域全体にさまざまな効果が生まれます。

つまりトンネル工事は、

ただ地下構造物を造る仕事ではなく、地域の交通そのものを変える仕事

でもあるのです✨

鉄道トンネルも重要🚄

鉄道は道路以上に、急勾配や急カーブを避ける必要があります。

そのため山岳部を通過する場合には、トンネルが重要になります。

新幹線。

在来線。

地下鉄。

鉄道トンネルにはさまざまな種類があります。

特に高速鉄道では、できるだけ直線的で緩やかなルートを作ることが重要です。

山を大きく回り込むより、トンネルを通す。

そうすることで高速運行が可能になります🚄

鉄道ネットワークの整備・新線建設が続く限り、トンネル施工技術への需要も続きます。

都市部では地下鉄トンネルの需要🚇

大都市では、地上に新しい鉄道路線を造るスペースがほとんどありません。

道路。

建物。

歩道。

既存鉄道。

あらゆる場所が使われています。

そこで地下空間を利用します。

地下鉄トンネルを造ることで、

地上の街並みを大きく変えずに新しい交通ルートを作れる。

これが大きなメリットです。

ただし都市部の地下には、

上下水道。

電気。

ガス。

通信。

既存地下構造物。

さまざまな設備があります。

つまり地下鉄トンネル工事は、

「何もない地面の下を掘る」

仕事ではありません。

既存インフラを避けながら施工する、高度な計画と技術が必要です。

シールド工法という都市トンネル技術🛠️

都市部の地下トンネルでよく知られている工法の一つがシールド工法です。

シールドマシンと呼ばれる大型掘削機で地中を掘り進みながら、後方でトンネル壁を構築していきます。

地上への影響を抑えながら地下を進められることが大きな特徴です。

直径数メートルを超える巨大な機械が、地中を少しずつ前進していく。

まさに地下の工場のような世界です😳

しかしシールドマシンがあれば誰でもトンネルを造れるわけではありません。

地質。

地下水。

掘進速度。

土圧。

姿勢。

セグメント組立。

さまざまなデータを管理する必要があります。

機械化された現代でも、専門技術者の判断が欠かせません。

山岳トンネルでは地質を読む力が重要🔍

山を掘るとき、地中がすべて同じ状態とは限りません。

硬い岩盤。

柔らかい地盤。

断層。

地下水。

掘ってみなければ分からない条件が存在します。

そのため施工中は、

切羽の状態。

岩の硬さ。

亀裂。

湧水。

を確認します。

「昨日までは硬い岩だったのに、今日は柔らかい」

ということもあります。

そこで支保工を変更。

補強を追加。

掘削方法を調整。

現場に合わせて施工します。

トンネル工事は、図面通りだけでは完成しません。

自然の地盤と対話しながら造る仕事

なのです⛰️

NATMによる山岳トンネル施工🔨

山岳トンネルでは、NATMと呼ばれる考え方・工法が広く使われています。

掘削した後、

吹付けコンクリート。

ロックボルト。

鋼製支保工。

などを使って地山を安定させながら進みます。

一気に何百メートルも掘るのではありません。

少し掘る。

補強。

また掘る。

補強。

この繰り返しです。

毎日少しずつ山の中へ進んでいきます。

数kmのトンネルなら、非常に長い工事になります。

トンネル工事は24時間体制になることも🌙

大型トンネル工事では、昼夜を問わず作業することがあります。

掘削。

土砂搬出。

支保。

測量。

設備管理。

さまざまな班が交代します。

工期が長い分、一日の施工量が全体工程へ大きく影響します。

そのため、

昼班。

夜班。

で引き継ぎを行います。

「今日どこまで掘ったか」

「地質に変化はあったか」

「湧水が増えたか」

と情報を共有します。

施工技術だけでなく、チーム運営・情報共有も重要です🤝

掘った土砂を運び出す仕事も重要🚚

トンネルを掘れば、当然大量の土砂や岩が出ます。

掘削した土砂をその場に置いておくことはできません。

ダンプ。

ベルトコンベア。

その他の搬送設備。

を使って坑外へ搬出します。

トンネルが長くなればなるほど、切羽から出口までの距離も長くなります。

つまり掘削だけでなく、

地下物流

も重要です。

資材を奥へ運ぶ。

土砂を外へ出す。

人を移動させる。

この動線を効率的に作る必要があります。

換気設備が欠かせない🌬️

地下深くで作業するトンネルでは、換気が非常に重要です。

坑内の空気を適切に管理しなければ、安全に作業できません。

掘削機械。

工事車両。

粉じん。

施工環境によってさまざまな要因があります。

そこで大型の送風設備やダクトを設置し、新鮮な空気を坑内へ送ります。

トンネルが伸びるほど換気設備も延長します。

トンネル工事は、

掘削技術だけ

ではありません。

電気。

換気。

排水。

通信。

さまざまな仮設設備によって成り立っています。

地下水への対応💧

地中を掘ると、地下水が出てくる場合があります。

少量なら排水設備で対応。

大量なら施工方法を検討。

水圧が高ければ安全面への配慮も必要です。

そこで、

ポンプ。

排水路。

止水。

補助工法。

などを使います。

「山の中だから水はない」

わけではありません。

むしろ地下だからこそ、水への対応は重要です。

トンネルの出口と入口を正確につなぐ測量📐

長いトンネルでは、

山の反対側から同時に掘る

ことがあります。

その場合、

最後に地下でぴったりつながる

必要があります。

少しずつ方向がずれていけば、数km先では大きな誤差になります。

そこで高精度な測量が必要です。

トンネル工事では、

掘削技術。

土木施工。

だけでなく、

測量技術

も非常に重要です。

貫通した瞬間は、現場にとって大きな節目です🎉

上下水道トンネルにも需要💧

トンネルは人や車が通るものだけではありません。

大都市では、

雨水。

下水。

水道。

を地下深くへ通すために大型トンネルを造ることがあります。

地上の道路を長距離掘削するのではなく、地下深くに管路を構築する。

これによって都市機能を維持しながら工事できます。

豪雨対策として地下へ大規模な雨水貯留・排水施設を整備するケースもあります。

つまりトンネル工事業は交通だけでなく、

水インフラ

も支えています。

電力・通信インフラでも地下空間📡⚡

都市では、

送電線。

通信ケーブル。

を地下へ通すための共同溝・トンネルが必要になる場合があります。

地上の電柱・設備だけに依存せず、地下空間を利用する。

災害対策や都市景観の面でも重要です。

これから社会がさらにデジタル化しても、

その通信を支えるケーブル。

電力設備。

を通す物理的な空間は必要です。

地下インフラ整備もトンネル工事の市場です。

トンネル工事は地域をつなぐ仕事🤝

山によって分断された地域。

都市の混雑。

河川。

地上だけでは解決できない問題があります。

そこへ地下ルートを造る。

それによって、

通勤時間が短くなる。

物流が早くなる。

観光客が増える。

救急搬送が改善。

地域同士が近くなる。

トンネル一本が、地域社会へ大きな変化を生むことがあります。

地下空間需要がある限り仕事は続く🚇

都市が発展すれば、地上スペースはさらに限られます。

交通。

上下水道。

電力。

通信。

必要なインフラをすべて地上へ置くことはできません。

だからこそ地下空間を利用します。

道路トンネル。

鉄道トンネル。

地下鉄。

共同溝。

水路。

用途は異なっても、

地中を安全に掘り、構造物として完成させる技術

が必要です。

トンネル工事業は、目立つ地上建築とは違い、完成後にはその多くが地面の下に隠れます。

しかし、その地下空間を毎日何万人、何十万人という人が利用します。

見えないところで街と地域をつなぐ。

それがトンネル工事の大きな価値です🚇🚗⛰️✨

 

岩本工業のよもやま話~安全を高める~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~安全を高める~

 

トンネル工事は、狭く長い地下空間の中で、大型重機、ダンプトラック、発破、コンクリート施工などを行う仕事です。

坑内では自然光が入らず、作業の進行とともに坑口から切羽までの距離が長くなります。

地山の崩落、重機との接触、火災、浸水、換気不良など、地上の工事とは異なる危険を管理しなければなりません⚠️

そのため、トンネル工事業では、作業員一人ひとりの注意だけに頼らず、設備、ルール、計測、通信などを組み合わせた安全管理が重要です。

近年では、三次元測量、重機の遠隔操作、AIによる地山評価、作業員位置管理など、デジタル技術の活用も進んでいます。

国土交通省は、山岳トンネルの発破作業について、切羽からの肌落ち災害や人手不足への対応として、自動化・遠隔化技術の開発と普及を進めています。

今回は、トンネル工事の安全性と生産性を高める、計測管理・DX・自動化の技術についてご紹介します。

切羽からの肌落ちを防ぐ

山岳トンネルでは、切羽や天井部分から岩や土砂が落下する「肌落ち」が大きな危険です。

切羽を目視し、亀裂、浮石、湧水などを確認します

危険な部分へ作業員が近づく前に、機械によって浮石を除去し、吹付けコンクリートなどで表面を保護します。

切羽へ近づく必要がある作業では、作業時間を短くし、監視する人を配置します。

照明が不足していれば、亀裂や浮石を見落とす可能性があります。

切羽全体を均一に照らし、影の中に危険箇所が隠れないようにします

危険を感じた場合には、工程を止めて支保や補助工法を見直します。

坑内車両との接触を防ぐ

トンネル内では、ダンプトラック、ホイールローダー、高所作業車など、多くの車両が動きます

道路幅が限られ、暗く、騒音も大きいため、運転者が作業員へ気づきにくい場合があります。

歩行者通路と車両通路を区分し、作業場所にはカラーコーン、回転灯、表示などを設けます。

必要に応じて監視員を配置します。

厚生労働省の災害事例でも、坑内の車両通行区域と作業場所を明確に区別し、照明や連絡を確保することが再発防止策として挙げられています。

車両にはバックモニターや警報装置を設置し、死角を減らします。

作業員のヘルメットや服へ反射材・ライトを付け、暗い坑内でも存在を確認しやすくする工夫も有効です

入坑者の位置を管理する

長いトンネルでは、誰がどこで作業しているかを把握することが重要です。

坑口で入退坑を記録し、坑内にいる人数を管理します

ICタグや無線設備を使い、作業員の位置を確認できるシステムもあります。

火災や浸水などが発生した場合、逃げ遅れた人がいないか、どの区間にいる可能性があるかを判断できます。

ただし、機器だけに頼るのではなく、作業班ごとの点呼や連絡も続けます。

バッテリー切れや通信障害が発生した場合でも、安全を確認できる仕組みが必要です。

換気状態を監視する

発破、重機、車両、吹付けコンクリートなどによって、坑内にはガスや粉じんが発生します。

換気設備で新鮮な空気を送り、汚れた空気を排出します️

酸素濃度や有害ガス、粉じんなどを測定し、作業可能な環境かを確認します。

換気管が破れていたり、先端が切羽から遠すぎたりすると、必要な風量を確保できない場合があります。

掘削の進行に合わせ、換気管を延長します。

換気設備が停止した場合は、原因が分からないまま作業を続けず、必要に応じて退避します。

目に見えない空気の状態を数値で確認することが重要です。

地山と支保工の変形を計測する

トンネル周囲の地山は、掘削後に少しずつ変形します。

壁面間の距離、天井部の沈下、支保工の荷重、地表面変位などを測定します

測定値は、単に記録するだけでは意味がありません。

時間とともに変形が落ち着いているのか、増加し続けているのかを確認します。

変形速度が速くなった場合は、地質が変化した、支保が不足している、切羽が近づいた影響などを考えます。

警戒値を設定し、超える前に関係者へ通知する仕組みをつくります。

計測結果を施工へ反映することが、事故と大規模な手戻りを防ぎます。

三次元測量で掘削形状を確認する

レーザースキャナーなどを使えば、掘削後のトンネル形状を三次元データとして取得できます

設計断面より掘りすぎている場所や、必要な空間が不足している場所を確認できます。

掘りすぎが多いと、吹付けコンクリートや覆工コンクリートの使用量が増えます。

不足している部分があれば、後から追加で掘削しなければなりません。

従来の測点だけでは見つけにくかった凹凸も、面的に確認できます。

データを施工機械や出来形管理へ活用することで、品質と材料使用量の改善につながります。

ドリルジャンボの自動化

発破掘削では、多数の装薬孔を設計された位置へ開けます。

削孔位置や角度の精度が悪いと、掘削形状が乱れたり、余分な岩盤を傷めたりします。

機械へ発破パターンのデータを入力し、削孔位置をガイドまたは自動制御する技術があります

削孔の深さや時間を記録すれば、岩盤の硬さの変化を推定する情報にもなります。

自動化によって作業精度を安定させ、作業員が切羽近くにいる時間を減らせる可能性があります。

ただし、機械の設定や現在位置が間違っていれば、正しい穴は開きません。

自動制御を使用する場合も、基準点や削孔結果を確認する技術者が必要です。

吹付けコンクリートの遠隔操作

吹付けコンクリート作業では、作業員が切羽や壁面へ近づく必要があり、粉じんや肌落ちの危険があります。

ノズルを機械アームで操作し、離れた場所から吹き付けることで、作業員を危険箇所から遠ざけられます

吹付け距離や角度を一定に保ちやすくなり、施工品質の安定にもつながります。

吐出量、急結剤量、施工厚さなどを記録し、品質管理へ活用する方法もあります。

しかし、複雑な凹凸や支保工裏側は、カメラ映像だけでは確認しにくい場合があります。

施工後の目視や厚さ確認と組み合わせることが重要です。

発破作業の遠隔化

装薬、結線、発破前確認などは、切羽近くで行われる作業です。

切羽から作業員を離し、安全性を高めるため、自動化・遠隔化技術の開発が進められています。

国土交通省は、山岳トンネルの発破作業について、作業人員の省力化、切羽からの離隔距離、作業時間などの観点から技術を整理しています。

遠隔化によって、人が危険な場所へ入る時間を減らせることは大きなメリットです。

一方で、切羽状態の判断、火薬の管理、通信異常時の対応など、新しい安全管理も必要になります。

機械化すれば危険が完全になくなるのではなく、危険の種類が変わることを理解しなければなりません。

AIによる地質評価

切羽の写真や削孔データ、振動、機械負荷などを蓄積し、地質状態の判断を支援する技術があります

熟練技術者が経験から見つけていた特徴を、データとして共有しやすくなります。

切羽画像から亀裂や岩種を分類し、過去の施工事例と比較することで、支保工選定の参考にできます。

ただし、AIの判定は、入力された画像やデータの品質に左右されます。

泥や吹付け材で切羽が見えにくい場合や、過去にない地質では、正しい判断が難しい可能性があります。

AIは技術者の代わりではなく、見落としを減らし、判断材料を増やす支援技術として活用することが大切です。

デジタルデータを全員で共有する

地質、計測、出来形、重機位置、作業進捗などの情報を一つのシステムで共有すれば、現場の変化を把握しやすくなります

事務所だけでなく、切羽近くの担当者も最新の図面や指示を確認できます。

夜勤から昼勤へ交代する際も、前の班で起きた異常や地質変化を正確に伝えられます。

トンネル工事は複数の作業班が交代しながら進むため、情報の引継ぎが重要です。

ただし、データ入力に時間がかかりすぎたり、複数のシステムへ同じ内容を入力したりすると、現場の負担になります。

本当に必要な情報を選び、誰でも利用できる仕組みにすることが大切です。

非常時の通信と避難

坑内で火災、浸水、崩落などが発生した場合、作業員へすぐに知らせなければなりません

無線、電話、警報設備、表示灯などを設け、坑内のどこでも連絡できる状態をつくります。

停電時にも使用できる非常電源を用意します。

避難通路、退避場所、消火器、救護用品などを配置し、定期的に訓練します。

完成後のトンネルではなく、工事途中のトンネルは、設備や通路の状態が日々変化します。

掘削の進行に合わせて、避難設備や案内を更新する必要があります。

熟練技術を次世代へ伝える

トンネル工事には、切羽の音、岩の割れ方、湧水の変化、重機の負荷などから異常を感じ取る熟練者がいます

こうした感覚を個人だけの経験にしていると、退職や異動によって失われてしまいます。

切羽写真、計測結果、施工判断を関連づけて記録し、「なぜ支保を変更したのか」を残します。

若手には手順だけでなく、判断の理由を説明します。

デジタル技術によって経験を記録しやすくなりましたが、現場で実物を見て学ぶことも欠かせません。

ベテランの経験と新しい技術を組み合わせることが、これからのトンネル工事を支えます。

まとめ

トンネル工事では、地山の崩落、坑内車両、換気、浸水など、地下空間特有の危険を管理する必要があります。

切羽観察、変形計測、ガス測定、入坑管理などを徹底し、小さな異常を早期に発見することが重要です。

三次元測量、自動削孔、遠隔吹付け、AI地質評価などの技術は、作業員を危険箇所から遠ざけ、品質と生産性を高める可能性を持っています。

しかし、システムの表示だけで安全を判断することはできません。

現場を観察する人、数値を分析する人、危険を感じたら作業を止める人が必要です。

地中の状態をデータで見える化し、機械と人の力を組み合わせること。それが、これからのトンネル工事業に求められる技術なのです⛰️✨

岩本工業のよもやま話~シールドトンネル工事~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~シールドトンネル工事~

 

都市部の地下には、鉄道、地下道路、下水道、共同溝、電力・通信設備など、さまざまなトンネルがつくられています。

しかし、地上には住宅、ビル、道路、鉄道、河川などがあり、大きく掘り開くことが難しい場所も少なくありません。

そこで活躍するのが、筒状の大型掘削機で地盤を支えながら進むシールド工法です🚇

シールドマシンは、前方の地盤を掘削しながら、機体後方でセグメントと呼ばれる部材を組み立て、トンネルの壁をつくります。

地中を安全に掘り進められる機械化された工法ですが、機械を前進させれば自動的に完成するわけではありません。

切羽圧力、排土量、掘進方向、セグメント、裏込め注入、地表面沈下など、多くの項目を細かく管理する必要があります。

今回は、都市の地下を安全に掘るシールドトンネル工事の技術についてご紹介します。

シールドマシンの役割

シールドマシンの前面には、地盤を削るカッターヘッドがあります。

カッターヘッドを回転させながら、油圧ジャッキで機体を前方へ押し進めます⚙️

機械の外殻が掘削直後の地盤を支えるため、地山が崩れる危険を抑えながら施工できます。

掘削した土は、機内へ取り込み、ベルトコンベヤーや配管などで坑外へ運びます。

地盤の種類や地下水条件によって、泥土圧式、泥水式などの方式が使い分けられます。

柔らかい地盤や地下水の多い場所では、切羽前方の土圧や水圧とバランスを取り、地盤を安定させることが重要です。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、シールド工法が駅間トンネルを中心に使われ、近年では地下駅などにも適用されていると紹介しています。

発進立坑から掘削を始める

シールドマシンは非常に大きいため、地上からそのまま横方向へ入れることはできません。

最初に発進立坑をつくり、その中でマシンを組み立てます🏗️

立坑の深さ、広さ、周辺地盤、地下水を確認し、安全に施工します。

大型部品をクレーンで吊り下ろし、狭い立坑内で接続していきます。

組立て後は、電気、油圧、排土、換気、資材搬送などの設備を接続し、試運転を行います。

発進時には、立坑の壁を通過するため、地下水や土砂が流れ込まないように止水や地盤改良を行う場合があります。

シールド工事は、マシンが動き始める前から高度な施工管理が必要です。

切羽圧力を管理する

シールドマシンの前面では、地盤や地下水から圧力を受けます。

機内側の圧力が低すぎると、地盤を過剰に取り込み、地表面沈下や空洞の原因になる可能性があります⚠️

反対に、圧力が高すぎると、地盤を押し上げたり、地上へ泥や空気が漏れたりする場合があります。

土質、地下水位、マシンの深さなどから適切な圧力を設定します。

掘進中は、圧力計の数値だけでなく、掘削土の状態、ジャッキの力、地表面の計測結果などを確認します。

地層が変化すれば、同じ設定では安定しないことがあります。

数値の変化を早く読み取り、掘進速度や圧力を調整することが重要です。

排土量を管理する

マシンが掘削した体積と、坑外へ出てくる土砂の量は、おおむね対応していなければなりません。

想定より多くの土を取り込んでいる場合、切羽前方やマシン周囲で地盤が緩んでいる可能性があります。

少なすぎる場合は、機内や配管へ土砂が残っている、十分に掘削できていないなどの可能性があります📊

ベルトスケール、流量計、密度計などを使い、排土重量や体積を管理します。

国土交通省のシールド施工に関する資料でも、ベルトスケールやレーザースキャナー、流量計などによる排土量管理が紹介されています。

機械が正常に進んでいるように見えても、土量の収支に異常があれば、掘進を止めて原因を確認します。

マシンの方向を制御する

シールドマシンは、直線だけでなく、曲線や勾配を持つトンネルも掘ります。

複数の油圧ジャッキの押す力を調整し、少しずつ方向を変えます🎯

マシンは非常に大きく、一度大きくずれると急には戻せません。

現在位置、向き、設計線との差を測量し、小さな修正を積み重ねます。

急な方向修正を行うと、後方のセグメントへ大きな力がかかったり、トンネル内面に段差が生じたりする可能性があります。

地盤の硬さが左右で異なる場合も、マシンが一方へ向きやすくなります。

オペレーターは、測量値と機械の反応を見ながら、先を予測して操作します。

セグメントでトンネルを組み立てる

シールドマシンの後方では、分割された円弧状のセグメントを組み立て、リング状のトンネル壁をつくります🧩

専用の装置でセグメントを持ち上げ、決められた順番で配置します。

接合面へ土砂や異物が付着していると、正しく納まらず、隙間や段差が生じる可能性があります。

シール材を傷つけると、漏水の原因になります。

ボルトや継手を正しく接続し、リング全体を安定させます。

一つのリングにずれがあると、その後のリングにも影響するため、毎回の精度管理が重要です。

セグメントは完成後のトンネル構造そのものになるため、運搬時のひび割れや欠けにも注意します。

裏込め注入で隙間を埋める

シールドマシンが通過すると、掘削した地盤とセグメント外面の間に隙間が生じます。

この隙間へ裏込め材を注入し、地盤の緩みや沈下を防ぎます💉

裏込め注入が不足すると、地盤が隙間へ動き、地表面沈下やセグメントの不安定化につながる可能性があります。

多すぎる圧力で注入すると、周囲の地盤へ影響する場合があります。

国土交通省のガイドラインでは、裏込め注入は地山の緩みと沈下防止、漏水防止、セグメントリングの早期安定などのために行い、注入圧と注入量の両方で管理することが重要とされています。

予定量を大幅に超えた場合は、空洞や地盤の崩れがないかを確認します。

見えない隙間へ確実に材料を入れるため、圧力、量、材料の性状を総合的に管理します。

地表面と周辺構造物を計測する

都市部のシールド工事では、トンネルの真上や近くに住宅、道路、鉄道、地下管路などがあります🏙️

わずかな地盤変位でも、周辺構造物へ影響する可能性があります。

工事前から地表面や建物の高さを測定し、掘進中の変化を確認します。

重要な構造物の近くでは、自動計測機器を設置し、常時監視することもあります。

計測値が注意基準へ近づいた場合は、掘進速度、切羽圧力、排土量、裏込め注入などを見直します。

計測は施工後の結果確認だけではありません。

現在の掘進管理が適切かを判断し、次の操作へ反映するための情報です。

地中障害物への対応

都市の地下には、古い杭、基礎、地下管、過去の構造物などが残っている場合があります。

事前調査で位置を確認しますが、図面に記録されていない障害物が現れることもあります🔍

シールドマシンが硬い障害物へ当たると、カッターが損傷したり、掘進方向が変化したりする可能性があります。

障害物を事前に撤去する、地上や立坑から切断する、対応可能なカッターを装備するなどの方法を検討します。

掘進中にトルクや推力が急変した場合は、地盤変化だけでなく、障害物の可能性も考えます。

長距離施工を支える設備

トンネルが長くなるほど、セグメント、裏込め材、部品などを切羽近くまで運ぶ距離が長くなります。

掘削土を坑外へ出す設備、作業員の移動、換気、排水、電力、通信も延長しなければなりません🚋

資材運搬が遅れると、シールドマシンを止めることになります。

坑内の狭い空間で、往路と復路をどのように分けるか、緊急時に避難できるかを計画します。

マシン本体の技術だけでなく、後方設備全体を安定して運用する力が、掘進速度と安全を支えます。

到達とマシンの回収

トンネルの終点には到達立坑を設け、シールドマシンを到達させます。

発進時と同様に、壁を通過する際の地下水や土砂の流入を防ぐ必要があります💧

設計位置へ正確に到達させ、マシンを分解して地上へ搬出します。

大型部品を狭い立坑からクレーンで吊り出すため、分解順序や吊り位置を計画します。

現場条件によっては、マシンの一部を地中へ残す場合もあります。

到達まで無事に掘り進めるだけでなく、設備撤去やトンネル内部の仕上げまで考えた計画が必要です。

まとめ

シールド工法は、大型の掘削機で地盤を支えながら進み、後方でセグメントを組み立てる高度に機械化されたトンネル工法です。

しかし、安全な施工には、切羽圧力、排土量、掘進方向、セグメント、裏込め注入、地表面変位などの細かな管理が欠かせません。

都市の地下には、多くの建物や既設設備があります。

地上への影響を最小限に抑えながら、見えない地中を正確に進むには、機械、測量、地質、計測を組み合わせる必要があります。

巨大なマシンの力と、数値の小さな変化を読む技術。その両方によって、都市の地下空間は安全につくられているのです🚇⚙️✨

岩本工業のよもやま話~安全に掘り進めるNATM~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~安全に掘り進めるNATM~

 

山岳部に道路や鉄道を通すためには、山の内部を掘り進める必要があります。

山は外から見ると大きく安定しているように見えますが、内部の岩盤には亀裂、断層、地下水、風化部分などが存在します。

掘削によって地山の一部を取り除くと、それまで保たれていた力のバランスが変化します。適切な支えを設けなければ、岩塊の落下や地山の崩壊につながる可能性があります⚠️

山岳トンネルで広く使われている方法の一つがNATMです。

NATMでは、地山が本来持つ支える力を生かしながら、吹付けコンクリート、ロックボルト、鋼製支保工などを組み合わせて、掘削した空間を安定させます。

今回は、山岳トンネルを少しずつ安全に掘り進めるNATMの技術についてご紹介します。

切羽を観察する

トンネル掘削の最前面を「切羽」と呼びます。

切羽は、これから掘り進める地山の状態を直接確認できる重要な場所です🔍

岩の種類、硬さ、亀裂の向き、湧水、岩塊の緩みなどを観察します。

事前調査では硬い岩盤と予測されていても、実際には細かな亀裂が多く、崩れやすいことがあります。

切羽の一部だけ色や湿り方が違う場合、前方に別の地層や地下水が存在する可能性があります。

観察結果を記録し、設計時に想定した支保パターンが適切かを判断します。

切羽は工事の進行によって次々と変わるため、毎回の観察を積み重ねることが重要です。

発破掘削と機械掘削を使い分ける

硬い岩盤では、ドリルジャンボなどで複数の穴を開け、火薬を装填して発破する方法があります💥

穴の位置、深さ、間隔、火薬量、起爆順序によって、岩盤の割れ方が変わります。

火薬量が多すぎると、必要以上に岩盤を傷め、掘削面の外側まで亀裂を広げる可能性があります。

少なすぎると十分に掘削できず、大きな岩塊が残ります。

トンネルの形に沿って効率よく岩盤を破砕する発破設計が必要です。

比較的軟らかい地盤では、自由断面掘削機や大型のブレーカーなどによる機械掘削が使われます⚙️

機械掘削は、岩盤の状態を見ながら少しずつ削れることが特徴です。

ただし、硬すぎる岩盤では刃の摩耗が大きくなり、作業効率が低下します。

地質や周辺への振動の影響を考え、適切な方法を選びます。

発破後の安全確認

発破後は、すぐに切羽へ近づくことはできません。

発破によって発生したガスや粉じんを換気し、不発火薬がないか、岩盤が不安定になっていないかを確認します🌬️

切羽や天井部分には、落下しやすい岩が残ることがあります。

目視や専用の機械を使い、浮石を取り除く「こそく」を行います。

この確認を省略して次の作業へ進むと、作業員が切羽近くにいる状態で岩塊が落下する危険があります。

厚生労働省が公開している災害事例でも、浮石除去を行わないまま装薬作業へ移行し、切羽から岩塊が崩落した事故が紹介されています。

作業時間を短縮するために、安全確認を省略することはできません。

ずりを搬出する

発破や機械掘削によって発生した岩石は、積込み機械やホイールローダーで集め、ダンプトラックなどで坑外へ運びます🚚

切羽周辺へずりが残っていると、次の支保作業ができません。

大きすぎる岩塊は、運搬できる大きさへ小割りします。

積込み中は、大型車両や重機が狭い坑内で動きます。

作業員が重機の死角へ入らないよう、進入禁止範囲や合図を決めます。

粉じんが多い場合は、散水や集じん設備を使用します。

ずり出しは、掘削と支保の間をつなぐ重要な工程です。搬出が遅れれば、その後の作業も止まってしまいます。

吹付けコンクリートで地山を覆う

掘削した直後の地山表面へコンクリートを吹き付け、細かな岩の落下や地山の緩みを抑えます。

吹付けコンクリートは、凹凸のある掘削面へ密着し、地山と一体となってトンネルを支えます🧱

NATMでは、掘削、ずり出し、鋼製支保工、吹付けコンクリート、ロックボルトなどの工程を繰り返しながら進みます。

吹付け時には、ノズルと壁面の距離や角度を調整します。

斜めから吹き付けると、材料がはね返りやすくなり、凹部へ十分に入らない場合があります。

一度に厚く付けすぎると、材料が落下する可能性があります。

必要な厚さを均一に確保し、特に天井や支保工の裏側へ隙間なく施工する技術が必要です。

鋼製支保工を建て込む

地山が弱い場所では、アーチ状の鋼製支保工を設置します。

支保工は、吹付けコンクリートやロックボルトと協力して、掘削した空間を支えます🏗️

重量のある鋼材を切羽近くで組み立てるため、専用のエレクターなどを使用します。

左右の脚部位置、アーチの高さ、間隔を確認し、設計された位置へ建て込みます。

支保工が傾いていると、次の支保工との間隔がずれ、覆工コンクリートの厚さにも影響します。

地山との間に大きな隙間がある場合は、吹付けコンクリートなどで確実に充填します。

金属の枠を置くだけではなく、周囲の地山と一体化させることが重要です。

ロックボルトで地山を一体化する

ロックボルトは、トンネル周囲の岩盤へ放射状に打ち込む長い棒状の部材です🔩

表面付近の緩みやすい岩盤を、奥の安定した地山へ固定する役割があります。

削孔位置、角度、長さを確認し、設計どおりに施工します。

穴の内部へ定着材を充填し、ロックボルトを固定します。

穴の中に水や粉じんが残っていると、十分に定着しない可能性があります。

地山の状態によっては、通常より長いボルトを使ったり、本数を増やしたりします。

ロックボルトは完成後に見えにくくなりますが、地山の力を活用するNATMにとって重要な部材です。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構も、NATMを、吹付けコンクリート、鋼製支保工、ロックボルトによって地山を支える工法として紹介しています。

一度に掘る長さを調整する

地山が安定している場所では、一定の長さをまとめて掘れる場合があります。

一方、軟らかく崩れやすい地山では、一度に長く掘ると、支保工を設置するまでの無支保時間が長くなります。

そのため、一回当たりの掘削長を短くし、掘削後すぐに支える方法を取ります📏

掘削速度だけを高めても、崩落や手戻りが発生すれば、結果的に工期は長くなります。

地山の状態に合った掘削長と作業サイクルを選ぶことが重要です。

補助工法で弱い地山を支える

切羽前方の地山が弱い場合は、掘削前に補助工法を行います。

トンネル外周に沿って鋼管を打ち込み、屋根のような支えをつくる方法があります。

地盤へ注入材を入れ、土や岩を固めることもあります💉

切羽からボルトや鋼管を前方へ施工し、掘削時の崩壊を防ぐ方法もあります。

補助工法は工期や費用を必要としますが、地山が崩れてから復旧するより、安全で確実です。

地質調査、切羽観察、計測結果をもとに、必要な範囲へ適切に施工します。

トンネルの変形を計測する

NATMでは、掘削したトンネルがどの程度変形しているかを測定します📊

壁面同士の距離、天井部の沈下、地表面の変化などを定期的に確認します。

掘削直後に大きく動き、その後落ち着く場合もあれば、時間が経っても変形が続く場合もあります。

計測値が予測を超えて増加している場合は、支保工の強化、掘削長の短縮、仮インバートの設置などを検討します。

見た目に変化がなくても、数ミリ単位で動いている可能性があります。

測定結果をグラフ化し、変化の速さまで確認することが大切です。

防水と覆工コンクリート

初期支保によってトンネルの変形が落ち着いた後、防水シートや排水材を施工し、内側へ覆工コンクリートを打設します。

覆工コンクリートは、トンネル内面を整え、長期的な耐久性や機能を確保します🧱

防水シートへ穴が開いていると、完成後に漏水が発生する可能性があります。

鉄筋や固定金具、作業足場などで傷つけないように施工します。

型枠を設置し、コンクリートを左右均等に打ち込みます。

片側だけ先に高く入れると、型枠へ偏った圧力がかかります。

打設後には、温度や湿度に注意して養生し、必要な強度を確保します。

貫通時の測量精度

トンネルを両側から掘り進める場合、最後に中心位置が正確に合わなければなりません🎯

地上の基準点から坑内へ測量基準を移し、掘削方向と高さを管理します。

長いトンネルでは、わずかな角度の誤差が、先へ進むほど大きな位置ずれになります。

定期的に測量し、方向を修正します。

温度、機械の据付、視界なども測量へ影響するため、精密な管理が必要です。

貫通は工事の大きな節目ですが、その瞬間を支えているのは、日々の地道な測定です。

まとめ

山岳トンネルのNATMでは、切羽を観察し、掘削、ずり出し、吹付けコンクリート、鋼製支保工、ロックボルトを繰り返しながら進みます。

地山が弱い場合は、掘削長を短くし、補助工法や支保工を強化します。

重要なのは、最初の設計をそのまま守ることだけではありません。

実際に現れた地質や計測結果を読み取り、最適な方法へ調整することです。

山の力を理解し、必要な部分だけを適切に支えながら、少しずつ安全な空間をつくること。それが、山岳トンネル工事におけるNATMの技術なのです⛏️🏔️✨

岩本工業のよもやま話~地質調査と施工計画~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~地質調査と施工計画~

 

道路や鉄道、水路、地下通路などを山や地中へ通すトンネル工事は、私たちの暮らしや産業を支える重要な土木工事です。山に囲まれた地域の移動時間を短縮したり、都市部の限られた土地を有効に活用したり、雨水や河川水を安全に流したりするために、トンネルはさまざまな場所で活躍しています🚇

しかし、トンネル工事は、完成した構造物の形だけを設計すれば進められるものではありません。

地中は、工事を始める前にすべてを見ることができない空間です。硬い岩盤が続いていると思って掘り進めた先に、急に軟らかい地層が現れることもあります。大量の地下水が湧き出したり、断層や亀裂の多い地山に遭遇したりする可能性もあります。

そのため、トンネル工事業では、掘削を始める前の地質調査と施工計画が非常に重要です🔍

今回は、安全で高品質なトンネルをつくるために欠かせない、調査・計画の技術についてご紹介します。

トンネルの目的と条件を整理する

トンネルには、道路トンネル、鉄道トンネル、共同溝、上下水道、導水路など、さまざまな用途があります。

道路トンネルでは、自動車が安全に走行できる幅や高さに加え、照明、換気、非常設備、排水設備などが必要です🚗

鉄道トンネルでは、車両の大きさ、走行速度、軌道、電気設備、保守作業の空間などを考えます。水路トンネルでは、流れる水の量や圧力、内面の耐久性などが重要です。

同じ場所へつくるトンネルでも、用途によって断面形状、勾配、仕上げ、必要設備が異なります。

工事業者は、完成後の使われ方を理解し、施工中だけでなく、維持管理まで考えた計画を立てます。

地形と地質を調べる

トンネル工事の計画では、地表の地形や周辺環境を確認します。

山の傾斜、谷、河川、住宅、道路、鉄道、送電線などを調べ、坑口をどこへ設けるかを検討します🗺️

坑口は、トンネルへの入口であると同時に、掘削した土や岩を運び出し、機械や資材を搬入する場所です。十分な作業スペースを確保できるか、大型車両が進入できるか、周辺住民へ大きな影響を与えないかを確認します。

地質調査では、地表の観察、ボーリング調査、物理探査などを組み合わせ、地下の状態を推定します。

採取した試料から、岩や土の種類、硬さ、亀裂、水分などを調べます。調査結果は、掘削方法や支保工の種類を決める重要な情報になります。

ただし、限られた地点の調査だけで、長いトンネル全体の地質を完全に把握することは困難です。

事前調査は地中の状態を予測するためのものですが、施工中の観察や計測によって、常に情報を更新する必要があります。

地下水の状態を確認する

トンネルを掘ると、岩盤の亀裂や砂質地盤から地下水が流れ込むことがあります💧

少量の湧水であれば排水設備で対応できる場合がありますが、大量の水が急に流入すると、切羽の崩壊や作業場所の浸水につながる可能性があります。

また、トンネル工事によって地下水の流れが変わると、周辺の井戸、湧水、河川、植物などへ影響する場合があります。

そのため、施工前に地下水位や湧水の状況を調査します。

必要に応じて、地盤へ薬液やセメント系材料を注入して水の流れを抑えたり、先に水を抜いたりする方法を検討します。

掘削中も水量や濁りの変化を確認します。湧水量が急に増えた場合は、前方に水を多く含む地層が存在する可能性があります。

水は目に見えてから対応するのではなく、地質と計測結果から先を予測することが重要です。

掘削工法を選ぶ

トンネル工事には、地山を少しずつ掘りながら支えるNATM、専用の大型掿削機を使うシールド工法、地表から掘り下げる開削工法などがあります。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、開削工法が地下駅などの大規模構造物に用いられ、シールド工法が駅間トンネルなどに利用されること、都市部では山岳トンネルの技術を応用した都市NATMも活用されていると説明しています。

山岳部の硬い地盤だから必ずNATM、都市部だから必ずシールドというように、単純に決まるわけではありません。

地盤の種類、トンネルの長さや断面、地下水、周辺建物、工期、費用などを総合的に検討します。

一つの長いトンネルで、複数の工法を使い分けることもあります。

工法選定は、掘れるかどうかだけでなく、安全性、環境への影響、施工後の耐久性まで考えた判断です。

坑口周辺の安定性を確認する

山岳トンネルでは、坑口付近の施工が難しい場合があります。

山の深い部分は周囲の地山に支えられていますが、坑口は地表に近く、風化した岩や土砂が多いことがあります⛰️

斜面が不安定であれば、掘削前にのり面を補強したり、落石防護設備を設置したりします。

トンネルの上部へ鋼管を打ち込み、屋根のように地盤を支える補助工法が使われることもあります。

地質がもろい場所では、先に地山を補強し、短い距離ずつ慎重に掘り進めます。実際のNATM現場でも、鋼管や注入材を使って地山を固め、崩壊を防ぐ補助工法が採用されています。

入口だから簡単なのではなく、地表や天候の影響を受けやすい坑口だからこそ、丁寧な計画が必要です。

掘削した土や岩の搬出を計画する

トンネルを掘ると、大量の土砂や岩石が発生します。これらは「ずり」と呼ばれ、坑外へ運び出さなければなりません🚚

トンネルが長くなるほど、切羽から坑口までの運搬距離も長くなります。

ダンプトラックやベルトコンベヤーなどを使い、掘削の進行を止めない搬出方法を考えます。

坑内では道幅が限られているため、掘削機械、資材運搬車、作業員の通行が重なると危険です。

車両の進行方向、待避場所、速度、信号などを決めます。

坑外では、ずりをどこへ運ぶのか、再利用できるのか、周辺道路へ泥や粉じんを広げないかを確認します。

掘る技術だけでなく、掘った物を安全に外へ出す仕組みも、トンネル工事の生産性を左右します。

換気・照明・排水を計画する

トンネルの奥では、自然の光や風を期待できません。

掘削機械や車両から発生する排気、発破後のガス、コンクリート吹付けによる粉じんなどを外へ出すため、換気設備を設けます🌬️

送風管を切羽近くまで延ばし、新鮮な空気を供給します。

照明設備も重要です。切羽の岩盤状態、重機の動き、足元の障害物を確認できる明るさを確保します💡

さらに、湧水や工事用水を坑外へ排出するポンプ、配管、排水溝などを設置します。

掘削が進むたびに、換気管、電気、給排水設備を延長しなければなりません。

これらの仮設備が遅れると、掘削作業も進められなくなります。

周辺への影響を予測する

トンネル工事では、地表の建物、道路、河川、農地などへの影響も確認します🏠

掘削によって地盤がわずかに動き、地表面が沈下する可能性があります。発破を使用する場合は、振動や騒音への配慮が必要です。

工事前に周辺建物の状態を調査し、ひび割れや傾きなどを記録することがあります。

施工中は地表面、建物、地下水位などを計測し、想定を超える変化がないかを監視します。

工事車両の通行時間や経路も、地域生活へ影響します。

学校や住宅の近くでは、通勤・通学時間を避けたり、道路清掃や騒音対策を行ったりします。

トンネルは地下につくられますが、工事は地上の地域社会と無関係ではありません。

リスクを想定した施工計画をつくる

事前調査で判明した地質や地下水の情報をもとに、危険が発生した場合の対応を決めます📋

岩盤が想定より弱かった場合に支保工をどのように変更するのか、大量の湧水が出た場合にどこへ排水するのか、機械が故障した場合にどう搬出するのかを検討します。

作業員の避難経路、非常連絡、消火設備、救護用品なども準備します。

長いトンネルでは、坑口まで戻るのに時間がかかります。

火災、停電、浸水などが発生した場合でも、作業員が安全に避難できるように計画します。

「何も起きないこと」を前提とするのではなく、「起きたときに被害を広げないこと」を考えるのが安全な施工計画です。

施工中の情報で計画を修正する

トンネル工事では、最初につくった計画を最後まで変えずに進めることが正しいとは限りません。

実際に掘った地山の状態、変形量、湧水、機械の負荷などを確認し、必要に応じて支保工や掘削方法を変更します🔄

硬い岩盤から急に軟らかい地盤へ変われば、一度に掘る長さを短くし、支保工を強化する場合があります。

切羽前方の状態を調べるため、先進ボーリングや探査を行うこともあります。

現場で得られた情報を設計者、施工管理者、作業員で共有し、早めに判断することが重要です。

まとめ

トンネル工事の安全と品質は、掘削機械の能力だけで決まるものではありません。

地形、地質、地下水、周辺環境を調査し、工法、支保、搬出、換気、排水、安全設備などを総合的に計画する必要があります。

地中の状態を完全に見ることができないからこそ、事前調査と施工中の観察・計測を組み合わせることが重要です。

計画と異なる地質が現れた場合には、無理に作業を続けず、工法や支保を見直します。

見えない地中を読み、安全に掘り進める道筋をつくること。それが、トンネル工事業における調査・施工計画の技術なのです⛰️📐✨

岩本工業のよもやま話~広がるニーズ🌍🚇🏗️~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~広がるニーズ🌍🚇🏗️~

 

トンネル工事業は、今後も社会から必要とされ続ける将来性の高い分野です🏗️
その理由は、交通インフラ、物流、防災、都市開発、地域活性化、老朽化対策など、さまざまな社会課題に深く関わっているからです。トンネルは一度つくると長期間にわたり使われる重要なインフラであり、人々の生活や経済活動を支える大きな役割を持っています。

これからのトンネル工事業において、特に大きなニーズとなるのが防災です🚨
日本は山が多く、地震や大雨、土砂災害などのリスクもあります。山間部の道路が崩れたり、迂回路が少なかったりすると、地域が孤立してしまう可能性があります。安全なトンネルや代替ルートが整備されていることで、災害時の避難や物資輸送、救急搬送がしやすくなります。

防災道路としてのトンネルは、地域の命を守る役割を持ちます🚑
普段は通勤や物流に使われる道路でも、災害時には救急車、消防車、支援物資の輸送車両が通る重要なルートになります。山道や崖沿いの道路は、大雨や落石で通行止めになることがありますが、トンネルによって安全なルートを確保できる場合があります。

また、トンネルは雪や悪天候への対策としても有効です❄️
山間部では、冬季に積雪や凍結、吹雪によって交通が不安定になることがあります。トンネル区間が整備されることで、危険な山越えや急カーブを避けられ、通行の安全性が高まります。地域住民にとって、安定して通れる道路は生活の安心につながります。

地域発展の面でも、トンネル工事業には大きなニーズがあります🏘️
トンネルによって移動時間が短縮されると、人の流れや物の流れが変わります。観光地へのアクセスが良くなったり、都市部への通勤圏が広がったり、農産物や工業製品の輸送がしやすくなったりします。交通インフラの改善は、地域経済の活性化にもつながります。

たとえば、山を越えるのに時間がかかっていた地域にトンネルができると、近隣都市との距離感が変わります🚗
買い物、通院、通学、観光、物流、企業活動など、さまざまな面で利便性が高まります。トンネルは、地形によって分断されていた地域をつなぎ、生活圏や経済圏を広げる力を持っています。

都市部では、地下空間の活用ニーズがさらに広がるでしょう🏙️
地上には建物や道路が密集しており、新しい交通網やインフラを整備する余地が限られています。そのため、地下道路、地下鉄、地下通路、共同溝、雨水貯留施設、地下物流施設など、地下空間を活用するニーズがあります。トンネル工事業は、都市の限られた土地を有効に使うための重要な技術です。

また、インフラ更新の時代において、トンネル工事業の役割はさらに大きくなります🔧
高度成長期以降に整備された道路や鉄道、トンネル、橋梁などのインフラは、年月とともに老朽化していきます。これらを安全に使い続けるには、点検、補修、補強、設備更新が必要です。新設だけでなく、既存トンネルの維持管理が大きな市場になっていきます。

トンネル内の照明、換気、防災設備、排水設備、舗装、覆工コンクリートなどは、定期的に見直す必要があります💡
古い設備を更新することで、安全性や省エネ性を高めることができます。特に照明のLED化や監視設備の高度化、防災設備の更新などは、利用者の安全と維持管理コストの改善につながります。

環境配慮へのニーズも高まっています🌿
トンネル工事では、掘削土の処理、地下水への影響、騒音・振動、周辺自然環境への配慮が重要になります。これからの工事では、単に早くつくるだけではなく、地域環境と共存しながら施工する姿勢が求められます。工事計画の段階から、自然や住民生活への影響を最小限に抑えることが大切です。

トンネル工事業には、人手不足への対応という課題もあります👷‍♂️
土木建設業界全体で担い手不足が課題となる中、トンネル工事のような専門性の高い分野では、技術者や技能者の育成が重要です。掘削、測量、施工管理、安全管理、機械操作、補修技術など、幅広い知識と経験が必要です。

そのため、若手人材の育成や技術継承へのニーズが高まっています💪
トンネル工事は一朝一夕で覚えられる仕事ではありません。地盤を読む力、現場の変化に気づく力、安全を最優先に判断する力が必要です。経験豊富な技術者から若い世代へ知識を引き継ぐことは、今後のインフラ整備にとって非常に重要です。

一方で、ICTや機械化の活用も進んでいくでしょう📱
自動測量、3Dモデル、施工管理システム、遠隔監視、重機の自動化、センサーによる地盤計測など、トンネル工事の効率化と安全性向上につながる技術があります。これらを活用することで、人手不足への対応や品質向上が期待できます。

ただし、トンネル工事は自然や地盤を相手にする仕事です。
どれだけ技術が進んでも、現場での判断力や経験は欠かせません。デジタル技術と人の技術を組み合わせることで、より安全で効率的な施工が可能になります。これからのトンネル工事業には、昔ながらの土木技術と最新技術の両方が求められます✨

トンネル工事業は、社会から見えにくい部分で大きな責任を担っています。
完成すれば多くの人が当たり前のように通りますが、そこに至るまでには、調査、設計、掘削、支保、防水、覆工、設備、舗装、安全管理など、多くの工程があります。その一つひとつが、安心して通れるトンネルをつくるために必要です。

これからも、トンネル工事業へのニーズは続いていきます🚇
防災道路、地域交通、都市地下インフラ、老朽化対策、物流効率化、観光アクセス、地下空間活用など、トンネルが必要とされる場面は多くあります。社会が安全で便利に動き続けるためには、トンネル工事業の技術が欠かせません。

トンネル工事業は、地域をつなぎ、暮らしを守り、未来のインフラをつくる仕事です🌍✨
山を貫き、地下を進み、人や物の流れを支える。防災、地域発展、インフラ更新という大きな社会ニーズの中で、トンネル工事業の価値は今後さらに高まっていくでしょう😊🏗️🚇

岩本工業のよもやま話~安全な通行を支える~

皆さんこんにちは

株式会社岩本工業の更新担当の中西です。

 

~安全な通行を支える~

 

トンネル工事業のニーズは、新しいトンネルをつくることだけではありません。
すでに使われているトンネルを安全に維持し、長く使えるように点検・補修・改修することも非常に重要です🔧
道路トンネル、鉄道トンネル、水路トンネル、地下道、共同溝など、社会には多くのトンネルがあります。これらは日々、人や車、列車、ライフラインを支えるインフラとして利用されています。

トンネルは完成したら終わりではありません。
長年使う中で、コンクリートのひび割れ、漏水、覆工の劣化、照明設備の故障、排水不良、舗装の傷み、換気設備の老朽化、防災設備の更新など、さまざまな維持管理が必要になります。トンネルは多くの人が利用するため、安全性の確保が何より重要です🚗

トンネル補修・維持管理の大きなニーズは、事故や通行止めを未然に防ぐことです⚠️
トンネル内でコンクリート片が落下したり、漏水によって路面が滑りやすくなったり、照明が暗くなったりすると、利用者の安全に関わります。小さな異常を早めに発見し、適切に補修することで、大きな事故や長期間の通行止めを防ぐことができます。

点検作業では、トンネル内部の状態を細かく確認します🔍
ひび割れ、浮き、剥離、漏水、変色、変形、排水設備の詰まり、設備の劣化などを調査します。目視点検だけでなく、打音検査、赤外線調査、レーザー計測、写真記録、ドローンや点検車両の活用など、さまざまな方法が使われることがあります。点検によって異常を早期に把握することが、安全管理の第一歩です。

トンネルのひび割れには、さまざまな原因があります。
施工時の収縮、地山からの圧力、地震、経年劣化、漏水、温度変化、車両振動などが影響することがあります。ひび割れがすべて危険というわけではありませんが、状態によっては補修が必要です。専門業者が原因や進行状況を見極め、適切な補修方法を選ぶことが重要です。

漏水対策も、トンネル維持管理で大きなニーズがあります💧
トンネルは地中や山の中にあるため、地下水や雨水の影響を受けることがあります。漏水があると、冬場に凍結して危険になることがありますし、コンクリートや設備の劣化を早める原因にもなります。排水設備が詰まっている場合、トンネル内に水がたまり、走行環境が悪化することもあります。

漏水補修では、防水材の注入、導水工、排水管の清掃・更新、防水シートの補修など、状況に応じた対応が必要です🔧
見た目に少し水が出ているだけでも、その裏側で広範囲に水が回っている場合があります。トンネル工事業者には、表面的な補修だけでなく、水の流れを理解した対策が求められます。

照明設備の更新も重要です💡
トンネル内は暗いため、照明が安全運転に大きく関わります。入口付近、出口付近、中央部では必要な明るさが異なることもあります。照明が古くなったり暗くなったりすると、ドライバーの視認性が低下し、事故リスクが高まります。LED化による省エネや明るさ改善のニーズもあります。

換気設備や非常設備の維持管理も欠かせません🌬️
長いトンネルでは、車両の排気や火災時の煙を適切に管理するために換気設備が重要です。また、非常電話、消火設備、避難通路、警報設備、監視カメラなど、万が一に備える設備も必要です。これらの設備が正常に機能することが、利用者の安全を守ります。

道路トンネルでは、舗装や路面排水の補修ニーズもあります🚧
トンネル内の路面に凹凸やわだち、ひび割れがあると、走行性が悪くなります。水がたまるとスリップの原因にもなります。舗装補修や排水設備の整備によって、通行しやすく安全な環境を維持することができます。

鉄道トンネルでは、さらに高い精度と安全管理が求められます🚆
列車が通行するトンネルでは、線路、架線、信号設備、排水、覆工など、多くの要素が関係します。補修工事は列車の運行に影響しないよう、限られた時間帯に行われることもあります。短時間で安全に作業を終える段取り力が重要です。

トンネル補修工事では、通行規制や利用者への影響を最小限に抑えるニーズがあります⏰
道路トンネルを補修する場合、片側交互通行や夜間通行止めなどが必要になることがあります。通行止めが長引くと、地域住民や物流、観光、通勤に影響します。そのため、効率的な施工計画、夜間工事、仮設設備、安全誘導などが重要になります。

また、トンネルは災害後の点検・復旧でもニーズがあります🚨
地震や大雨、土砂災害の後には、トンネル内部や周辺地盤に異常がないか確認する必要があります。ひび割れの拡大、漏水増加、坑口周辺の崩落、排水不良などが発生することがあります。早期点検と応急対応によって、通行の安全を確保します。

トンネルの維持管理は、インフラの長寿命化にも関わります🌉
新しくつくり直すには大きな費用と時間がかかります。だからこそ、今あるトンネルを計画的に点検し、必要な補修を行いながら長く使うことが重要です。補修工事は、社会インフラを守るための重要な投資です。

トンネル工事業者には、補修技術だけでなく、診断力と提案力も求められます📋
どの不具合を優先して直すべきか、どの工法が適しているか、どのタイミングで更新するべきか、利用者への影響をどう抑えるか。管理者や発注者に分かりやすく説明し、最適な維持管理を提案する力が重要です。

今後、老朽化するインフラが増える中で、トンネルの点検・補修・維持管理ニーズはさらに高まるでしょう。
新設工事だけではなく、既存インフラを守る技術が求められる時代です。トンネル工事業は、作る仕事であり、守る仕事でもあります。

トンネルは、多くの人が安心して通るための社会インフラです🚇✨
その安全を守るためには、日々の点検、早めの補修、設備更新、災害後の確認が欠かせません。トンネル工事業は、見えにくい劣化を見つけ、必要な対策を行い、社会の通行を支える重要な仕事です🔧😊